アダルトチルドレンの親が子供への家族連鎖を断ち切る簡単な方法を教えます!
目次
家族連鎖とは?
家族連鎖(かぞくれんさ)とは、心理の専門用語です。負の連鎖と言ったりもします。
機能不全家庭で育ったアダルトチルドレンの親が持っている「幸せになれない考え方(信じ込み、思い込み)」「未完了のネガティブな感情(恐れ、不安、怒り、罪悪感など)」「人間関係の作り方、コミュニケーションの取り方」などなど・・・親が持っている悪い「思考」や「感情」や「パターン」が親から子供へ、さらには孫の代へと複数の世代に渡って受け継がれる負の連鎖のことです。
例えば、
・親に虐待されて育った人が親になったとき、子供を虐待してしまう
・親を恨んでいた子が親になったとき、同じように自分の子供から恨まれてしまう
・親が離婚していたら、子供も同じように離婚する
・親がダメ男と結婚していたら、子供も同じようなダメ男を好きになってしまう
・母親が男を馬鹿にしていたら、子供も男を馬鹿にしてしまう
・母親が心配性だったら、自分も心配症になってしまう
・自分が母親に精神的に依存していたら、自分の子供がなかなか自立してくれない
などなど
家族連鎖は家族の中にいる当事者は当たり前のこととなっているので、なかなか気づくことができません。
別の家族の内情を知ることによって、「あれ?うちの家族っておかしいかも・・・」と気づいていきます。
または、子供のときに親に対して言っていたセリフを自分の子供に言われたときに「お母さんは私のこと何もわかってくれない!」などを言われたときに「ドキッ!」として気づくのです。
「お母さんみたいにはならないと決めていたのに、自分もお母さんと同じことをしているの!?」というショックにより、カウンセリングを受ける人もいます。
家族連鎖の恐ろしいのは、表面の意識の自分が問題の思考や感情やパターンに気づけたとしても、いくら気をつけていたとしても、年を重ねれば重ねるほど、無意識的に自分の親に似ていってしまうことです。
「絶対に親みたいになりたくない!」と強く思っていた人ほど、年をとればとるほど親そっくりになってしまうのです。
料理にたとえて言うと、親が作るマズイ肉じゃががあったとします。でも、親の作り方しか知らなければ、自分も同じようなマズイ肉じゃがしか作れないようなものです。
では、どうすればいいのか?
新しいレシピを家庭に取り入れることが必要なのです。
家族連鎖を断ち切る方法
あなたは知っていましたか?潜在意識は否定形は理解できないことを。
「ピンクの豚を想像しないでください」と言われたら?
頭の中にピンクの豚を想像してしまいますよね?
「ピンクの豚なんて欲しくない!」と言っていたら、ピンクの豚が自分に届くわけです。
潜在意識からすると、「ピンクの豚って言いましたよね?」となるわけです。
自分が意識をフォーカスしたものが強く引き寄せられます。
思考は現実化するのです。
ということは、「お母さんみたいになりたくない」と言うと、「お母さんみたいになりたいんですね」と受け取ってしまうのです。
「白いうさぎを想像してください」と言われたら、頭の中からピンクの豚は消えます。
そして、白いうさぎが届きます。
家族連鎖を断ち切る方法は実は簡単です。
「どういうお母さんになりたいのか?」
「どういう理想の女性になりたいのか?」を設定すればいいのです。
アダルトチルドレンの人は、「お母さんみたいにならない=お母さんみたいになる」という設定になっています。
理想の未来のお母さん、理想の未来の自分としての自分を設定していません。
問題を回避しようとすると問題は消えないのです。
「そんなこと考えたこともなかった!」という人が多いですが、新しい設定をすることは最初は難しく感じる人もいるでしょう。
よくある抵抗として、
「母親を裏切るような気がして、気が引ける」
「自分だけが幸せになったら、母親に申し訳ない感じがする」
「そもそも理想がわからない。どうなりたいのか?がわからない」
という考えが出てきます。
重度なアダルトチルドレンだと、一人で取り組むのはかなり難しいので、アダルトチルドレン専門カウンセラーのサポートを借りて、理想の未来の自分を再設定することをおすすめします。
「自分の子供には自分と同じような辛い思いはさせたくない!」という思いで家族連鎖を断ち切るためにカウンセリングを受けに来る母親は多いです。
ちなみに、そういう母親で改善しなかった人は過去にいません!
やはり、母親の愛情は偉大です。
子供のために良くなろうと努力する母親に悪い母親はいないのです。
あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?
1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた
2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない
3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた
4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう
5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている
6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている
7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている
8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい
9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない
10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える
「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?
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