アダルトチルドレンについて

はじめまして。アダルトチルドレン専門カウンセラー大堀 亮造です。


このページはアダルトチルドレンについての基礎知識と、既存の本やサイトでは書かれていない独自のコンテンツをかなりのボリュームで解説しています。

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【アダルトチルドレンについて 目次】



アダルトチルドレンとは?

男性性と女性性、父性と母性

毒親とは?

イネイブラー・共依存者とは?

顕在意識と潜在意識

インナーチャイルド・インナーチルドレンとは?

インナーチャイルドがピンチのときのサインとは?

ピーターパンシンドローム(ピーターパン症候群)とは?

アダルトチルドレン5つのタイプ診断

岡田式AC判別法について

岡田式AC判別法で恋愛、夫婦の関係を分析する

アダルトチルドレンと発達障害について

アダルトチルドレンを理解するための例え話

アダルトチルドレン改善の7ステップ

アダルトチルドレンはどうなったら卒業なのか?

アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレンとは、子どもにとって安心かつ安全な場所として機能しない家庭(機能不全家庭または機能不全家族)で育ったために、幼少の頃のさまざまなトラウマ(心の傷)が原因となって、心や人間関係に障害をもつようになり、大人になっても生きづらい、生きづらさを感じている人々のことを指します。


言葉の発祥は「Adult Children of Alcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」でしたが、この言葉は、1970年代、アメリカの社会福祉援助などケースワークの現場の人たちが、自分達の経験から得た知識により作り出したものであり、学術的な言葉ではありませんでした。その後、アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックの研究により、単にアルコール依存症の親の元で育った子どもだけでなく、機能不全家庭で育つ子どもが特徴的な行動、思考、認知を持つと指摘されました。この考えは、「Adult Children of Dysfunctional Family(子どもの成育に悪影響を与える親のもとで育ち、成長してもなお精神的影響を受けつづける人々)」というものであり、現在もっとも広く支持されているアダルトチルドレンの定義となっています。

アダルトチルドレンは、時に「大人になりきれない子どもっぽい人たち」(後で説明するピーターパンシンドローム)と解釈されることがありますが、それは大きな誤解です。アダルトチルドレンは、親が親として機能しない家庭環境に育つことで親子関係が逆転し、「子どもらしい」「無邪気な」子ども時代を過ごすことができず、むしろ、幼少の頃から大人として生きなければならなかった人たちのことなのです。親を親として信頼することができず、親に十分に甘えることができなかった人達のことだと捉えるとわかりやすいと思います。


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男性性と女性性、父性と母性

「男性性」と「父性」は似ているようで実は違います。父性を考える前に男性性について整理してみましょう。男性性を理解しやすくするために、あえて「男らしさ」と言い換えてみることにします。対比させるとわかりやすいで「女らしさ」と並べて書いてみます。



●男性性(男らしさ) ⇔ ●女性性(女らしさ)


厳しさ ⇔ 優しさ



改革する、挑戦する ⇔ 調和させる、維持させる、安定させる



攻撃する ⇔ 保護する、守る



決断する、リーダーシップをとる ⇔ フォローする、サポートする



論理的、分析的、考える ⇔ 感情的、感覚的、感じる



強さ、逞しさ ⇔ おしとやかさ、柔らかさ


頑固 ⇔ 柔軟性


度胸 ⇔ 愛嬌


かっこいい、荒々しさ ⇔ かわいい、色っぽい


豪快、大胆 ⇔ 繊細、丁寧





もちろん、時代の違い、歴史や文化の違いによって「男らしさ」「女らしさ」は変化するし、一概には言えない部分がありますが、分かりやすくするために多くの人がそう認識しているという前提で話を進めます。



実は、父性や母性というのは男性性や女性性を基礎・土台にして、さらにその上に積み上げていくものです。



ここでイメージしてください。男性性は強いけれど、父性はない。女性性はあるけれど、母性はないという人はどんな人でしょうか?



話を分かりやすくするために、男性性が強い人=女性にもてる人。女性性が強い人=男性にもてる人と定義してみます。すると、女性にモテモテで何人も彼女がいるけれど、結婚する気がまったくない自由奔放な強い男性は「父性がない」と言えます。分かりやすく漫画のキャラクターで例えると、ゴルゴ13のデューク東郷、ルパン三世、左手に銃を持つ男コブラ、シティーハンターの冴羽遼、映画で言うとパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロー船長、007のジェームスボンド、寅さんなどです。また、男性にモテモテで何人も彼氏がいるけれど、結婚する気はないし、子供を産む気もない女性は「母性がない」と言えます。ルパン三世の峰不二子、タレントの叶姉妹などは典型的な例ではないでしょうか。



要するに、父性や母性というのは、結婚して子供ができたときに、お父さん、お母さんとして子供から必要とされる機能・役割のことなのです。一緒に暮らす両親を観て育つことによって少しずつ「父性とは何か?(お父さんとして何をすればいいのか?)」「母性とは何か?(お母さんとして何をすればいいのか?)」を無意識に学んでいきます。



普通の家庭ではお母さんを観て母性を学び、お父さんを観て父性を学びます。女の子はお母さんのマネをして育ち、お母さんになることに憧れ、男の子はお父さんのマネをし、お父さんになることに憧れるのが理想的な家庭の姿といえるでしょう。しかし、ほとんどのお父さんがサラリーマンである現在の日本の多くの家庭においては、お父さんの働く姿を直接観る機会はほとんどありません。高度成長期に入ってサラリーマン家庭が増えたことで、お父さんが一体どこで何をしていてどんな人なのかを知らないまま大人になってしまう人が急増してきたのです。

その結果として父性不在の家庭が量産化されて大きな社会問題(草食系男子、肉食系女子、ニート、未婚の増加などなど)になっているのではないかと推測できます。ちなみに父性不在のお父さんにも2系統があります。1つ目は支配的、権威的、暴力を振るう、暴言を吐く、アルコール依存、ギャンブル依存、女遊びや浮気を繰り返す、酒癖が悪いなど昔のドラマに出てくるような恐い系ですね。2つ目はまったく存在感がない、何を考えているかわからない、頼りにならない、弱い系ですね。お父さんはただ家にいるだけでは十分に機能しているとはいえません。家にいてもお母さんからバカにされていたり、粗大ごみ扱いされていれば子供にとって必要なお父さんの役割を果たしているとは言えないのです。

毒親とは?

毒親(どくおや)とは、過干渉やネグレクト(無視)などで子供を精神的・肉体的に虐待することによって、子供の人生において毒のような影響を与える親のことを言う俗称です。『毒になる親 一生苦しむ子供』スーザン・フォワード、玉置悟訳(1999/3)という本が発端となり、一般用語として使われるようになりました。


毒親について書かれているほとんどの本では、「毒親を許す必要がない」「毒親を避けなさい」「毒親に反抗していい」「毒親と対決しなさい」「毒親と縁を切れ」などという対処法が紹介されています。しかし、ハッキリ言っておきますが、それだけのセラピーやカウンセリングでは一時的には楽になりますが、根本解決には至りません。

「親に毒された」という被害者意識が残ったままだと、いくら実の親(毒親)と縁を切ったとしても、他の人間関係の中において親と同じキャラクターの人物が現われて苦しむことになるからです。実の親に対して何をどうこうするか?は実はあまり重要ではありません。これは親が生きていても亡くなっていてもです。亡くなっている方が悪い影響が増えないので改善しやすいと言えます。

傷ついた過去の自分を十分に癒し、その後、幼少期の親とのコミュニケーションでつくられた「前提」「思い込み」を解除して良いものに書き換えることが根本的な解決になります。親のせいにして親に依存したままでは本当の意味では救われないのです。被害者であり続けることをやめるように導くのがカウンセラーの役割と言えるでしょう。

イネイブラー・共依存者とは?

イネイブラー・共依存者とは「自分を必要とする人を必要とする人」と言えます。

アダルトチルドレンの人は親子関係が逆転しています。親からの愛情に飢えているので親を世話して役に立つことで自分の価値を認めてもらおうとするしかないのです。子供のうちから親のお世話をする習慣が無意識についているのです。かわいそうな親を助けてあげるつもりでやっていることが実は返って親のためになっておらず、ますます親が子供に甘えて依存し、子供も親も自立することができないというパターンに陥っている人がとても多いです。

また家庭を出た後も考え方が逆転しているので、普通に考えたら助ける必要がない人、助けてはいけない人に対して同情して優しく助けてしてしまうことで相手に依存されてしまいます。「NO」と断れないことから依存される関係がエスカレートします。限界を感じて「NO」と伝えると相手は逆上して罵詈雑言を吐かれ、ストーカーやDVへと発展して関係が破綻するというパターンを繰り返します。

これを解除するには親代わりになってくれるカウンセラーと対話を重ね、正しい親子関係を体験する必要があるのです。

顕在意識と潜在意識

潜在意識と顕在意識


このサイトをご覧になっているあなたならば、心理学で心の状態を氷山に例えて解説する話を一度は聞いたことがあるでしょう。船に乗っているイメージをしてください。海面上に出ているわずかな部分を氷山の全てだと思って気づかずに航行していると海の底に潜む巨大な氷山に衝突して沈没事故になってしまう危険性があります。海面上に出ていて目に見えるわずかな部分を顕在意識、海面下に沈んでいて目に見えない巨大な部分を潜在意識(いわゆる無意識)とこのサイトでは定義します。

仮に顕在意識を5%以下、潜在意識を95%以上としましょう。実際に正確な数字は測定できないのでわかりませんが、とにかく潜在意識は巨大でほとんどを占めているのです。つまり、自分が自分だと認識している顕在意識はたったの5%ですから、人生は95%を占めている潜在意識に支配されているというわけです。5:95=1:19ですから、単純化して考えると顕在意識である自分が1人だとすると、認識できていない無意識の自分が19人もいることになります。



20人でムカデ競走をしているイメージをしてください。先頭の一人が顕在意識です。顕在意識の自分は舵取りの役目をします。どこへ向かうのか?人生の方向を決めることが顕在意識、つまり、このサイトを読んでいるあなたの仕事です。あなたが前に進みたいと思っていくらがんばっても、後ろにいる19人のうちのほとんどがそれに反対していたら、なかなか思うように前に進めないということになります。

インナーチャイルド・インナーチルドレンとは?

インナーチャイルド


顕在意識と潜在意識の関係をもう少しわかりやすく説明しましょう。顕在意識であるあなたの年齢は実年齢ですが、潜在意識の年齢は何歳だと思われますか?



実は0歳~6歳と言われています。あなたの潜在意識は子供なのです。よく催眠誘導によるセラピーで「インナーチャイルドを癒す」「インナーチャイルド療法」という表現が使われていますが、このサイトでいうインナーチャイルドまたはインナーチルドレンとは、自分の中にある子供の部分(0歳~6歳)=「成長しきれていない過去の子供の部分のこと」と定義します。



どんな大人の中にもインナーチャイルドは存在します。インナーチャイルドのことを悪者のように捉えている人がたまにいますが、それは間違いです。日本語で言うところの「子供心」「童心」です。大成功している人に共通しているのは無邪気で子供っぽい魅力があるということです。そういう人はインナーチャイルドが活性化していて顕在意識(表面の自分)との仲が良いと言えます。


サッカーの本田選手の「リトル本田がそう言ったから」という発言がありましたよね?一流の選手は自分のインナーチャイルドとしっかり対話できているのでしょう。



人気アニメや漫画で説明するとインナーチャイルドがよく理解できます。どんなストーリー・物語でも必ずと言っていいほど、主人公を助ける小動物的なキャラクターが登場します。あれはインナーチャイルドの役割をわかりやすい形で表現しているのです。


映画「アナと雪の女王」に出てくる雪だるまのオラフはエルサのインナーチャイルドです。エルサが雪山に一人逃れ、やっと自由になったと感じたときに最初に作ったのがオラフです。「雪だるまつくろう~」と歌っていたアナに応えてやれなかったけれど、本当は自分も遊びたかったのでしょうね。オラフはアナとクリストフをエルサのもとへ案内したり、アナに「愛」について教えたり、アナとエルサの仲を取り持つ重要な役割を担います。エルサがいないところでエルサのために動いてくれています。

他の漫画で言うと、「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」のスタープラチナは空条承太郎のインナーチャイルド。「DR.スランプ アラレちゃん」のアラレちゃんは則巻千兵衛博士のインナーチャイルド。「白雪姫」の7人の小人たちは白雪姫のインナーチャイルド。「魔女の宅急便」のジジはキキのインナーチャイルド。「桃太郎」でいう犬、猿、キジもインナーチャイルドですね。どんなストーリー・物語でも必ずと言っていいほど、主人公を助ける小動物的なキャラクターが登場します。あれはインナーチャイルドの役割をわかりやすい形で表現しているのです。



インナーチャイルドは各人に1人だけではありません。「アナと雪の女王」で説明するとエルサが作った雪の巨人がアナとクリストフに襲いかかりますが、あれもエルサの怒りが顕在化したインナーチャイルドと言えます。凶暴な奴もいれば、可愛らしい奴もいるのです。ですから、すべてが悪とかすべてが善とかではありません。先ほど顕在意識5%対潜在意識95%なので1人対19人という喩え話をしましたが、リアルな子育てと同じで、あなたの心の中には色んな子ども達がいるのです。保育園のようなイメージをするとわかりやすいと思います。0歳児から年長さんまでいるのです。保育園のようなイメージをするとわかりやすいと思います。0歳児から年長さんまでいるのです。あなたの役割は園長先生としてインナーチャイルド達を統率することです。



問題をつくっているのは成長できないままでいる一部分のインナーチャイルドなのです。当然、それぞれの子供の性格によって対処法も違います。私がやっているアダルトチルドレンのカウンセリングでは考え方が間違っている子供に対してしっかりと向き合い、正しい方向に導いて改心させていくのです。ドラマ「GTO」や「金八先生」をイメージするとわかりやすいと思います。




次に人間の脳をパソコンに喩えてインナーチャイルドを説明してみましょう。人間の脳は6歳までに80~90%が完成すると言われていますが、実は幼少期の家族関係がそのまま一生を左右する土台、ベース、基礎、ひな形となるのです。0歳~6歳のインナーチャイルドはパソコンでいうウィンドウズやマックのようなオペレーションシステムなのです。機能不全家庭で育ったアダルトチルドレンの人は親から間違った価値観、考え方を教育されることで人生が狂います。そして、インナーチャイルドが作り出したネガティブな感情、トラウマ(心の傷)、勘違い、無知が色々な問題を引き起こしていきます。それはパソコンがウイルスソフトに侵されているようなものです。原因となっているウイルスを除去し、正しいプログラムをインストールしない限り、問題は繰り返されるのと同じなのです。



インナーチャイルドインナーチルドレンが明るく元気で楽しくやっていれば何も問題ないのですが、「死にたい」「消えたい」「どうせ何をやっても分かってもらえない」「誰も信用できない」「幸せになってはいけない」などと思いこんでいる子供達がいると思考が現実化しますので、現実の世界でも様々な問題となって現われます。

問題をつくっているのは成長できないままでいる一部分のインナーチャイルドなのです。当然、それぞれの子供の性格によって対処法も違います。私がやっているアダルトチルドレンのカウンセリングでは考え方が間違っている子供に対してしっかりと向き合い、正しい方向に導いて改心させていくのです。

「インナーチャイルドなんていない」という考え方をする心理セラピストもいるようですが、過去の自分のマイナス感情を解放し、前提となっている考え方を変えない限り、未来だけをプラスにして成功することなど不可能です。インナーチャイルドはあなたに「気づいてほしい」「わかってほしい」「ちゃんと関わってほしい」のです。

インナーチャイルドがピンチのときのサインとは?

実は潜在意識=インナーチャイルド=肉体です。「心身一如」というように心と体は連動しており、表裏一体です。つまり、体の年齢も0~6歳の子供と考えると対処しやすいのです。インナーチャイルドが危機的なときは肉体にも何等かのサインが出ているケースが多いです。私は身体の歪みや痛みや凝りを改善するプロとして開業して13年の操体師です。アダルトチルドレンの身体の状態は誰よりも詳しいと自負しています。


あなたはいくつ当てはまりますか?

     朝、起きられない

     お菓子、菓子パン、チョコなど甘いものがやめられない

     ご飯、パンなど炭水化物をドカ食いしてしまう

     掃除、片付けができない

     不眠症

     本を読んでも頭に入らない

     なぜか時間に遅れてしまう

     思っていることや言っていることと違う行動をしてしまう

     首凝り(特に右側)、肩凝り、頭痛、腰痛などどんな整体に行ってもすぐ元に戻ってしまう

     顎が開きにくい(顎関節症)

     お肌が荒れている。アトピーが酷い

     ヒールを履いていないのに外反母趾になっている

     歩いていると人とよくぶつかってしまう

     寝てるときに歯ぎしりしてしまう

     子供や夫にイライラして必要以上に怒りを爆発させてしまう

いかがですか?これらに5つ以上当てはまる人はインナーチャイルドが危機的な状態になっていると言えます。今すぐインナーチャイルドと関わってあげて、マイナスの感情を解放してあげる必要があります。

※感情解放の具体的な方法についてはこちらの感情解放ウェブセミナーで無料公開していますので、すぐに実践してみてください。

ピーターパンシンドローム(ピーターパン症候群)とは?

ピーターパンシンドローム


ピーターパンシンドローム・ピーターパン症候群とは、すでに大人・社会人になっているにも関わらず、心の状態が子供のままで成長せずに現実逃避する男性の症候群です。

米国の心理学者ダン=カイリーが1983年刊の同名著書で定義しました。「ピーターパン」はディズニーが映画にしていて有名ですが、もともとはイギリスのバリという作家が書いたものです。ピーターパンは永遠に大人にならないネバーランドで暮らしています。 ピーターパンの「大人たちが自分を将来何にさせるかを話し合ってるのを聞いて大人になるのをやめた」という所からピーターパン症候群と名づけられました。

ピーターパンシンドロームの人はアダルトチルドレンではありません!ピーターパンシンドロームとは岡田式AC判別法でいう50%の人に当てはまります。また、発達障害とアダルトチルドレンもよく混同されますが、別のものです。発達障害は基本的には脳の問題なのでカウンセリングでは改善しませんが、アダルトチルドレンは親から受け継いだ間違った考え方、親とのコミュニケーション不足によって生じている障害なのでカウンセリングで改善可能です。


あなたがアダルトチルドレンかどうか?は本サイトの上部のアダルトチルドレンチェックで調べていただくとわかります。

アダルトチルドレン5つのタイプ診断

アダルトチルドレンには次の5つのタイプがあります。


1.ヒーロー(優等生)・・・頑張り過ぎ、休めない、完璧主義、甘えられない


2.スケープゴート(生贄)・・・いつも虐められる、自分の存在を否定


3.ロストチャイルド(いない子)・・・孤独、無口、自分の意見がない、主体性なし


4.クラウン(道化師、マスコット)・・・童顔、お調子者、いつも笑顔、怒れない


5.ケアテイカー(世話役)・・・他人の世話ばかり、依存される



これらの特徴は1つだけに当てはまるというよりも、いくつかのタイプが複合することが多いです。アダルトチルドレンのインナーチャイルドにも5つのタイプの人格があると思えばわかりやすいでしょう。


この5つのACタイプ診断を重視して、その対処法などを詳しく書いているアダルトチルドレンの専門家が多いようですが、私のカウンセリングでは特に重視していません。インナーチャイルドのマイナス感情(怒り、不安、恐怖、罪悪感など)を解放して、バランスの崩れた偏った考え方=前提を解除し、楽に生きれる考え方へ導くということには変わりはないからです。それよりも事項で説明する「岡田式AC判別法」を大変重視しています。

ちなみに私のカウンセリングに比較的多く来るのはヒーロー、スケープトート、ケアテイカーのタイプの人達です。

岡田式AC判別法について

岡田式AC判別法とは、虐待専門カウンセラーの岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発した日本人向けのアダルトチルドレン判別法です。

※岡田先生と私では体験が違うので、(私は虐待された体験がない)岡田先生の岡田式AC判別法の使い方や説明と、私の使い方や説明では異なる部分があると思いますが、ご了承ください。私なりに独自の解釈で使わせていただいています。

岡田式AC判別法


岡田式AC判別法では、人間を50%、100%、200%の3つのタイプに分類します。



岡田式AC判別法


  • 50%・・・甘やかし過ぎ、物事の道理を教えない、わがままさせ放題、叱らないという母性過剰&父性不在の家庭で育った人。普通の人の半分しか達成できていないのに100%できていると勘違いしている人です。傲慢、怠慢、厚顔無知、威張る、権威(資格や肩書)に弱い、自分勝手、自己中心的、利己的、プレゼン上手、何でも人のせいにする、言ったことをすぐ忘れる、無責任、これといった結果を出せていないという特徴があります。
  • 100%・・・両親が機能した家庭で育った普通の人です。
  • 200%(アダルトチルドレン)・・・厳しすぎ、否定し過ぎ、虐待、無視(ネグレクト)などの母性不在&父性不在の家庭で育った人。普通の人の2倍達成できていても50%しかできていないと勘違いしている人です。自己否定、自分が嫌い、自己価値が低い、NOと言えない、プレゼン下手、自分がない、他者中心で周りに気を遣い過ぎる、やり過ぎ、がんばり過ぎ、完璧主義、何でも自分のせいにする、言ったことをずっと覚えている、責任を取り過ぎる、いつも良い人、世話をする人、しっかり結果を出してきているという特徴があります。

あなたはこの3つのどれに当てはまるでしょうか?


1.いじめの構図

実は50%の人が200%の人を苛めるという構図になります。岡田式AC判別法でいうと、200%の人が正真正銘のアダルトチルドレンです。200%の人が50%の人の言いなりになったり、過剰な世話をしたりすることでいわゆる「共依存」の関係が生まれます。共依存者とは、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出す人のことです。岡田式AC判別法の言葉で説明すると、共依存というのは200%の人が「50%の人に尽くすことで、自分の存在価値が承認される」という勘違いから起こる不健全な関係のことなのです。


2.200%と50%の対処法の違い

実は50%の人と200%の人はカウンセリングでの対処法が真逆です。簡単に言うと、50%の人には父性的に厳しく指導してルールや利他の心を教え、自立させる必要があります。また、ゆっくり休むのではなく、さっさと本気を出すようにスピードアップさせる必要があります。反対に、200%の人には母性的に優しく共感してあげて、これ以上無理をさせないようにスピードダウンさせないといけないのです。
さぼり鬱(50%)と頑張り過ぎ鬱(200%)では対処法が違うのです。アダルトチルドレンの人が50%と200%を見極められないカウンセラーに間違ったアドバイスを受けてしまうと、カウンセリングを受けることで余計に悪くなるケースが多いのです。


3.200%の友人関係

アダルトチルドレンの人はみんな「自分には価値がない」と思っています。「自分には価値が無い」が大前提なので、「こんな価値がない自分と付き合ってくれるこの人はいい人だ」と勘違いして、あまりよろしくない友達と付き合ったり、彼氏と付き合ったりしてしまう傾向にあるのです。もし、あなたが友達に呼び出されたときに、自分ばかりがずっと相手の話の聞き役になってしまっていたり、自分ばかりが頼まれごとをされたりしていないでしょうか?友達の都合ばかりで呼び出されていないでしょうか?



健全な友達関係は健全な親子関係から発生しますから、異常な家庭環境の人は何が普通かがわからないのです。健全な友人関係、健全な男女関係というのはGIVE&TAKEのバランスがよくて双方向に与えあえる関係性です。一方通行で自分ばかりが与える側というのは不健全だということを知って欲しいと思います。



「○○さん、よくBさんと付き合っていてしんどくないね。嫌にならないの?」などと周りの人に言われても「えっ!?Bさんのこと、そんな風に思ったことないけど」というような会話があったら、そのBさんは要注意です。岡田式AC判別法の50%の人の可能性が高いのです。カウンセリングを受けると今までの友人関係を見直すことになります。「友達が誰もいなくなってしまいます」という不安に対して、「大丈夫!もっと良い友達がいっぱいできますから」とよく言います。


4.反抗期があったかどうか?

「自分がアダルトチルドレンかどうかわからない」というあなたに対して見極める簡単な質問があります。それは「反抗期があったかどうか?」ということです。アダルトチルドレン(200%)の人は例外なく思春期の反抗期というものがありません。なぜなら、親が恐過ぎて反抗できるような状態ではなかったか、親が弱すぎて(精神的にもろかったり、病弱だったり、家にいなかったりして)反抗なんてできなかったからです。



親が自分の考え方をしっかり持っていて子供の反対意見を受け入れる器がある場合は、子供も親に対して健全に反抗することができます。「お父さん(お母さん)の意見はそうかもしれないけれど、私はそうは思わない。私は私のやりたいようにやるもん」という感じです。親に世話になりながらも親に反抗しまくって親の文句をずっと言いつつ、自宅にいて自立できていない人は50%の人であって、私の定義するアダルトチルドレンではありません。もし、あなたが親に反抗した経験がない場合、精神的には親から自立できていないはずです。親と同じ価値観で生きていくことに苦しくなってはいませんか?

5.200%と50%の両方に当てはまる?

ところで、私自身が何名ものアダルトチルドレンの人をカウンセリングする中でわかったのは、ハッキリと割り切れる人ばかりでなくて、50%と200%の両方を持っている人が結構いるということでした。その場所に自分よりも200%の強い人がいると、自分は50%になって甘えてしまう。また、時代時代によって50%と200%が入れ替わるケースもあります。被害者(200%)と加害者(50%)を交互にやっていくのです。



なぜなら、50%の親を観て育っているので50%の部分も脳にインストールされてしまうからです。200%の人が持っている「自分の嫌いなところ」は50%の親とそっくりな部分なのです。200%の人の周りには必ずといってよいほど親にそっくりな50%の人がいて苦労しています。家庭のときと同じパターンの人間関係を繰り返してしまうのです。



ここでインナーチャイルドの概念を取り入れると分かりやすいので、「自分の中に50%のチャイルドと100%のチャイルドと200%のチャイルドがいる」とイメージしてみましょう。腸内細菌みたいな感じでしょうか。簡単に言うと、200%の部分には優しく諭すような態度で接していき、50%の部分には強く、厳しく、毅然とした態度で接することです。カウンセリングをやっていると最初に200%の部分が癒されて、50%の部分が残ります。この残った50%の部分をしっかり再教育しないと大人になりきれない中途半端な状態になってしまいます。この200%と50%の両方を見極め、インナーチャイルドを癒す母性的なカウンセリングと、大人へと成長させて自立へ導く父性的なカウンセリングを併用させることがポイントなのです。

岡田式AC判別法で恋愛、夫婦の関係を分析する

事例1.亭主関白を支え過ぎた妻

日本の60代~70代の男性は基本的に50%の部分が多いです。いわゆる亭主関白というやつです。家事は一切やらない。仕事さえしていれば偉い。そもそも「男は女よりも偉い」「俺が食わせてやっているんだ」と思っています。200%の女性は文句を言わずに献身的に家事、子供の教育、家のことなどすべて完璧にこなして旦那と子供のお世話を必至でやります。この時代の女性は戦時中のさらに辛かった母親の姿を当たり前に見ているので相当に我慢強いのです。


50%の男性は「誰のおかげで飯が食えていると思っているんだ!」というセリフが常套句で威張り散らすのが特徴です。50%の男性にもいろんなパターンがあり、気に入らないことがあると急にキレて暴れたり、酒癖が悪かったり、まともに働こうとしなかったり、ギャンブルにハマったり、借金をしたり、浮気をして女をつくったり、会社を倒産させたり、様々な問題を引き起こしますが、共通しているのは自分勝手でわがまま、独善的、言い訳ばかりして責任をとることができないことです。要するに中身は子供のままということです。

結局、すべての責任は200%の妻が裏で奮闘して家族を支えることになります。妻は相当に心労と怒りが溜まっていますから病気(癌、鬱、糖尿病、パーキンソン病など)になるケースが多いです。定年退職とともに50%の夫は200%の妻に愛想を尽かされて熟年離婚になることも多いでしょう。




事例2.父親と真逆のタイプと結婚

事例1の下の世代30~40代です。酒癖が悪くて暴力をふるう支配的な50%のお父さんで、それにひたすら耐えて献身する200%のお母さんを見て育った場合、女の子は無意識的に大人しくて言いなりになりそうな気弱な男性(お父さんと真逆の人)を選びます。「暴力的でないから安心」「何かあったら自分の方が強いから大丈夫」と思って結婚します。

確かに優しいのだけれど、いざというときに何も決断してくれず、まったく頼りになりません。母の敵討ちとばかりに夫をガンガンに責めまくりますが、何も解決しません。仕方ないので自分が全部を取り仕切って父性を発揮するしかなくなり、家の問題のすべての責任を背負うハメになります。夫への失望により、望みは子供へと行きますが、エネルギーを注がれ過ぎた子供にとっては母親が負担となり、いじめられたり、不登校やニートになったりします。




事例3.ダメんずウォーカー&シングルマザー

両親ともに50%の機能不全家庭で育ったアダルトチルドレン200%の女性が恋愛するパターンとして、普通の100%の女性からはまったくモテないような無責任なダメ男=50%に異常なほど献身的に尽くし過ぎる女=200%という構図が多いです。父性のない家庭で育った者同士、周波数、波長が同じなので引き合ってしまうのです。


「この人はなんてダメな人なんだろう。かわいそうだわ。私がついていてあげなきゃだめだ」と普通だったら相手にしないようなダメな男性にわざわざ母性的に親切にしてしまいます。そうして、50%の男性を「こいつは俺のことが好きなんだ!」と勘違いさせます。200%の女性は口先だけの50%の男から言い寄られることで「こんなダメな自分に価値を感じてくれた」と感じてしまい、好きでもないのに断ることができずに交際がスタートします。基本的に50%の男性は女性にはお母さん役しか求めませんから釣った魚にエサはやりません。

そもそも理不尽な家庭で育ってきたので、大切にされないことに違和感を感じられず、50%の男性からの理不尽な要求に対しても言いなりになって献身的にお世話をしてしまいます。自分の母親がそうしていたから、そうするのが普通なのだと思って母親役をしてしまうことで余計に事態は悪化します。するとますます男性の50%の部分を助長して要求がエスカレートしていきます。200%の女性の我慢がさすがに限界に来たとき、「もう無理」と伝えると50%の男性は逆上して暴言を吐いたり、暴力を振るったりして恋愛関係が破綻するというパターンになります。



このパターンで破綻せず、それほど好きでもないのに家から逃げ出したい一心から、とりあえず結婚してしまう人が多いです。この二人に子供ができるとどうなるか?そもそも50%の男性は女性を母親として甘えるだけの存在としか認識しておらず、自分の方が与えたり、世話をしたりするという意識などありませんから、生まれた子供を優先して自分の面倒を見なくなった妻に対して辛くあたるようになります。

参考までに50%の男性は以下のような感じです。

・すぐにキレて引きこもる(ゲームばかりする)

・実家の母親の言いなりになる

・自分の趣味(ゴルフなど)を家族の行事よりも最優先する

・何か問題が起きたら全部こちらのせいにしてくる

・子供とまともに会話できない

・責任をとらない

・謝らない。感謝しない

・まともに働かない

・ギャンブル依存、アルコール依存

・借金を重ねてしまう

などなど・・・精神的には3~5歳ぐらいだと思うと納得できますが、とにかく夫として、父親として役に立ちません。いざ別れようとすると、お金を入れなくなったり、病気になって自分の面倒を見させようとしたり、妻に対する様々な迷惑行為を繰り返します。遂には、決心して離婚してシングルマザーになるというパターンがとても多いのです。



事例4.彼氏に甘えすぎて関係を壊してしまう

なぜか年上の男性とばかりと付き合うのだけれど、途中で「何かが違う」と感じてしまい、また他の男性にうつるということを繰り返してしまう。彼氏が優しく何でも言うことを聞いてくれることを利用している自分が嫌だ。彼に対して甘え過ぎてしまって歯止めがきかない。怒りをぶつけ過ぎて「わがままだ」と言われてショックを受けてしまう。どこまで甘えたらいいのか?の加減がわからない。


そんなあなたは彼氏にお父さんを求めているのです。岡田式AC判別法でいう200%(アダルトチルドレン)の女性は50%の男性とつきあうと母親役をすることになりますが、100%の男性と付き合うと50%になってしまう傾向があります。彼氏に心を許すことで赤ちゃん返りしてしまい、甘えたかった自分を表現して受け止めてもらおうとするのです。そんなことは普通の男性は何も知りませんから、「いい加減にしろ!甘え過ぎだ!」と怒りだします。すると、「信じていたのに酷い!男はやっぱり信じられない」となるのです。



彼氏や夫にお父さんを求めると男女関係は破綻していきます。男女関係はGIVE&TAKEの対等であるべきですが、親子関係は一方通行で親から子供に与えるのみです。彼氏にお父さんを求めている女性は彼氏が自分に甘えてくることが許せないのです。そして、結婚して子供ができたとき、娘が夫に甘えることも許せないのでイライラしてしまいます。




事例5.夫に甘え過ぎてしまう妻

事例4の人が運よく100%の男性と結婚しても、200%であった女性が今まで誰にも甘えてこなかったことから、夫に対しては50%のチャイルドモードになってしまうケースが多いです。
「必要以上に夫にきつく当たってしまう」
「娘が夫と仲良くしていると嫉妬してしまう」
「夫に喧嘩をうってしまい、愛情を確かめようとしてしまう」
「夫のために家事を頑張るのが嫌だ」
「子供のために頑張るのがしんどい」
「子供が甘えてくるとイライラする」
そんな悩みからカウンセリングを受けにくるお母さんは多いです。

これらの症状は夫にお父さんを求めていることから発生しています。自分の親から得られなかった「甘える」という体験をご主人に求めて補おうとしてしまうのです。当然のように夫に甘えることを要求し、自分は夫から甘えられるのは嫌というチャイルドモードに入ってしまうと、そういう自分自身に自己嫌悪でとても苦しみます。
「お父さんは大堀先生にだけ求めていただき、ご主人とは対等な関係になること」
このことをカウンセリングを通じて学んでいただくことで とても落ち着いたお母さんになることができます。




これ以外にも様々なパターンがあると思いますが、カウンセリングで相談にみえる主なものをご紹介しました。さて、あなたの場合はどうでしょうか?

機能不全家庭で育っていても、幸運なことに100%の普通の男性と付き合ったり、結婚したりする人もいます。そういう人はカウンセリングを受けてもすぐに改善していくケースが多いです。やはり、100%の家族との関わりから自分が育った家庭の異常さに気づき、次第に心のバランスが取れていくのです。朱に交われば赤くなるのです。

アダルトチルドレンと発達障害について





発達障害を岡田式AC判別法に当てはめるととてもわかりやすくなります。広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、トゥレット症候群)は50%です。

アスペルガー症候群の対となる表現としてカサンドラ症候群というのがあります。これは50%のアスペルガー症候群の夫を持って病んでしまった200%の妻という構図です。私のカウンセリングを受けに来る女性で夫の話になると、「ご主人はアスペルガー症候群では?」と教えることで、「自分のせいではなかったんだ」「夫は自分を愛してないわけではなかったんだ」「脳の障害だったのだ」と知ることで、かなり心が楽になるパターンが多いです。

「自分はアスペルガー症候群ではないか?」と心配してカウンセリングを受けに来る人がいますが、アスペルガー症候群の人が自らカウンセリングを受けるということはまずありませんのでご安心ください。
アスペルガー症候群の周りの人達が困っているのであって、当の本人が困っているということはないのです。

アスペルガー症候群の人の特徴を挙げておきます。
1.他人の感情が分からないので相手が傷つくようなことを平気で言ってしまう。空気が読めない。
2.一方的に自分の話ばかりをいつまでもする。
3.視覚能力、書類関係には強く、勉強はできる。(弁護士や裁判官になっている人が多いです)
4.自分のルールややり方に強いこだわりを持ち、ものすごい集中力で1つのことをやり遂げる。(職人的)自分のルールややり方を乱されると怒ったり、パニックになる。
5.自分よりも尊敬できる人、強い人の言うことは聞くが、それ以外の人はバカにして相手にしない傾向にある。


また、学習障害(LD)の人は200%が多いです。


注意欠陥多動性障害(ADHD)の人は50%の人と200%の人がどちらもいます。ちなみにADHDの傾向が強い人は私のカウンセリングを受けても効果が出にくいことがわかったのでお断りしています。

アダルトチルドレンを理解するための例え話

雪山遭難

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、雪山で遭難しているようなものです。親が望んだ山頂のゴールを自分自身のゴールだと洗脳され、親が持っていた間違った人生の地図(価値観)を持ちながら、違和感を抱えつつも認められるために必死で歩き続けているのです。



「ここはどこなの?」
「そもそも何のためにがんばっているの?」
「いつまでがんばればいいの?」
というような状態なのです。



そんな中、カウンセラーは救急ヘリコプターのようなものです。まずはその人を雪山から助け出して休ませないといけません。自分自身の登るべき山を見つけるため、体力を回復させるために安全な場所まで乗せていってあげるのです。一人で彷徨い続けると体力を消耗して動けなくなり、凍え死んでしまいます。ピンチのときは救助を呼ばなければ命が危険です。

おそらくこの本を読んでいるあなたは「どうせ誰も助けてくれないから、全部自分で解決しないといけない」と思ってがんばってきたはずです。でも、それは勘違いです。助けてくれる人は探せばちゃんといますから大丈夫ですよ。あなたの心と体がピンチのときはあなたの思考(頭)に関係なく、今すぐ救助を呼ぶべきです。

不幸行きの下り列車

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、「不幸」方面の下り列車に乗っているようなものです。家族みんなが下り列車に乗っているから、下り列車に乗っていることが普通のことになってしまっています。「お婆ちゃんは不幸な人生でした。お母さんも不幸な人生でした。そして、私も不幸な人生です。」これでは普通過ぎてドラマがなく、何も面白くありません。

もうそろそろ人生を乗り換えませんか?一度、ホームに降りて、人生を幸せ方面の上り列車に乗り換えるのです。まずは乗り換えしてもいいのだと知ることです。あなたは両親と同じ生き方を選択する必要はないのです。しかし、親を裏切るような罪悪感が出てきたり、未だにもらえなかった愛情を求めて親から離れられなかったり・・・色々と下り列車を降りられない事情がありますから、そのために必要なのがカウンセリングなのです。

海で溺れている人

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、人生の荒波に揉まれて海で溺れている人です。親が泳ぎ方を教えてくれなかったから、溺れていて必死でもがいています。ちなみに親自身も溺れていますから、近づくと自分が親のネガティブに引きずり込まれて沈むので余計に苦しくなります。

自分が沈まないように見守ってくれる存在、空気を入れてくれる存在、いつも支えてくれる存在、つまり、父性=お父さん役がいないのです。カウンセリングを受けるのは一時的に浮き輪につかまるようなものです。浮き輪につかまり、体力を回復させ、そして、泳ぎ方をしっかり教わり、自力で泳げるようになって海へ戻っていくのです。

ごみ屋敷

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、ごみ屋敷みたいなものです。あなたの家の中を親がめちゃくちゃに汚したのです。「自分が汚くしたのではないのに、なぜ私が掃除しないといけないの!」とあなたは親にすごく怒っているはずです。残念ながら親も片づけ方を知りません。あなたがどれだけ期待しても、あなたの家の中を綺麗に掃除してくれることはありません。汚したのは親ですが、管理者はあなたなのであなたが掃除するしかないのです。

しかし、掃除の仕方がわからないし、一人で綺麗にするにはゴミが多すぎて難しいので協力してくれる清掃業者が必要です。カウンセラーは清掃業者のようなものなのです。プロでないと取れない汚れもあるし、一人では運び出せない重たい荷物(重たいトラウマ)は一緒に運び出します。また、掃除の正しいやり方、整理整頓の仕方も指導いたします。綺麗に片付いた後は何をするのか?まで指導します。掃除をするために生まれてきたわけではありません。綺麗になった後、その家の中で何をしたいのか?が大事なのです。

実際のあなたのお部屋も汚いかもしれませんね。もしかして、職場は綺麗だけれど、プライベートなお部屋はぐちゃぐちゃかもしれません。カウンセリングを受けることで掃除できるようになる人は多いです。親子二世代にわたる大量のゴミを一気に片づけることができた人もいました。

レシピのない家

アダルトチルドレンの家庭を喩えていうならば、幸せになるレシピのない家です。家庭での料理が美味しくない場合、美味しい料理のレシピがないのです。親がそうやって作っていたからと自分も美味しくない料理をつくることになります。カウンセリングは料理教室のようなものです。料理の仕方(生き方)、美味しい料理のレシピ(幸せになる方法)を学ぶようなものなのです。

タクシー

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、道が分からずに迷子になっている人です。自分の勘に頼ってむやみに歩くと逆方向に行きかねません。その道を良く知っているタクシーを呼んで乗せてもらった方が目的地に早く着きますよね?カウンセリングはタクシーに乗るようなものなのです。目的地までの時間をショートカットできるのです。「先生はヒーラーではなく、ナビゲーターですね」と言われたことがあります。カウンセラーの仕事は、カーナビみたいなもので、「現在地はここです」「目的地を入力してください」「ルート案内を開始します」という手順で進みます。その人がどうなりたいのか?を聞いて道案内して連れていくのです。

パソコンのソフト

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、みんなが持っているウィンドウズのエクセルやワードが自分にだけ備わっていないようなものです。ですから、周りの人の話題がよくわからなかったり、みんなが苦労せずにできることに物凄い労力を使ったりします。脳がパソコンだとすると、ソフトがない場合は新しくインストールする必要があります。カウンセリングは足りないソフトをインストールして、使い方を教わるようなものなのです。

サプリメント

アダルトチルドレンの人は喩えていうならば、心の栄養バランスが崩れているのです。大人になるために必須ビタミンであるビタミンお母さんとビタミンお父さんが不足しているのです。アダルトチルドレンの人はそれを両親に求め続けて苦しんでいるのです。残念ながら、いくら求めても無いものは出てきません。親もビタミンお母さんとビタミンお父さんが不足しているのですから。ですから、外から不足している栄養素を補充する必要があるのです。カウンセリングはサプリメントのようなものなのです。

料理が下手なお母さん

アダルトチルドレンの家庭を喩えていうならば、料理の下手なお母さんのようなものです。お母さんに対して「みんなが食べているような美味しいハンバーグをうちでも作って欲しい」とお願いしたとしましょう。でも、お母さんにその技能が無ければ、一生美味しいハンバーグを家で食べることはできません。でも、多くのアダルトチルドレンの人は親ができないことを未だに親に求め続けて、期待し続けています。期待しては裏切られてというのが苦しみの元になっています。

残念ながら今さらになって親が自ら学んで変わることはほとんどありません。どうしても美味しいハンバーグが食べたいならば外食すればいいのです。親に求めてもないものは出てこないのですから。お金はかかりますが、今は良い時代で外食すれば美味しいハンバーグは食べられます。カウンセリングは外食のようなものなのです。プロですから、味付けもお望みのようにしてもらえます。

作物が育たない畑

アダルトチルドレンの家庭を喩えていうならば、作物の育たない畑のようなものです。日当たりが悪く、栄養素のない痩せた土地ではまともな野菜は育ちませんよね?しかも、農家が育て方を知らなければ美味しい野菜が育つはずもありません。我が家でも家庭菜園をはじめたのですが、何もしらないままに苗を買ってきて植えていると大葉が虫だらけになって見事に食い尽くされてしまったことがあります。調べてみると害虫駆除でネットを使ったり、虫よけの液体を作って小まめにかけたりしないといけないことがわかりました。

子育ても同じなのです。ちゃんとした育て方を知らない人が育てるとうまく大人に育たないのです。アダルトチルドレンの家庭は代々育て方を知らない人達が悪い環境で子育てしてきたのです。ここで分かってほしいのは種(あなた自身)に問題があるわけではないということです。環境と育て方に問題があっただけなのです。ですから、まずは悪い環境である親の畑から出ることが大事です。

そして、自分を新しい畑に植え替えるのがカウンセリングです。カウンセリングという「場」が新しい畑になります。日当たりもよく、肥沃な土地に、水もたっぷり注ぐことで幸せな自分が育っていくのです。そして、自分自身の育て方までしっかり習得することで自立していけるのです。

アダルトチルドレン改善の7ステップ

当院ではまったくアダルトチルドレンのことをサイトに書いていなかった時代から、なぜかアダルトチルドレンのお客様がよく来院していたのです。おそらく母性的で癒し効果の高い操体法と相性が合ったのでしょう。

また、岡田ユキ先生から「岡田式AC判別法」を学んでからというもの、さらにたくさんのアダルトチルドレンのお客様が来院されました。おかげさまで私はアダルトチルドレンの方がどういう原因があってそうなっていてどういった経緯で改善していくのか?を詳細に知ることとなりました。

実はまだまだ日本ではアダルトチルドレンの改善事例が少なく、本当の癒し方、改善のさせ方がまったく知られていません。また、心理学も心理療法もアメリカから持ち込まれたノウハウばかりで、日本人には合わないものが多いのです。

私は感情解放カウンセリングを実践しながら、独自に10年ほど研究した結果、アダルトチルドレンの方の安全で安心な改善ステップを確立させることができました。



●アダルトチルドレン改善の7ステップ

  • 1.心と魂を区別できるようになる
  • 2.潜在意識(インナーチャイルド)との関係を回復する
  • 3.怒り、不安、恐怖、罪悪感など過去のマイナス感情を解放する
  • 4.自分自身のことを客観視できるようになり、一人でも感情解放できるようになる
  • 5.問題の原因となっている思考、信念を再教育する。父性をインストールする
  • 6.トラウマの裏に潜んでいる天命=人生の目的に気づく
  • 7.セルフイメージを上げて自分を好きになる。精神的に自立する

回復までの時間がどれだけかかるのか?は人それぞれですが、月2回のカウンセリングで半年から1年ぐらいやることで別人にように変わる人が多いです。

カウンセリングで目指すゴールは、クライアントが自分自身のことを好きになることです。自分の存在を承認できるようになることです。ただ生きているだけでも価値があるということが腑に落ちることです。

また自分は誰かに愛されていた(愛されている)ということを実感できることもゴールです。

「そんなこと絶対に無理だよ!」と思われるかもしれませんが、勇気を出してカウンセリングを受けることで実際に改善して結果を出している人がいます。是非、サイトに掲載されているお客様の声をご覧ください。

アダルトチルドレンはどうなったら卒業なのか?

「先生、アダルトチルドレンってどうなったら卒業なんですか?」とよく聞かれます。簡単に言えば、「先生、もう私ひとりで大丈夫です!」と自分に自信が持てて精神的に強くなり、自立したら卒業です。不思議なもので卒業の時期はお互いになんとなく分かります。なぜなら、「もうこれ以上、話すことが無いよね」という状態になるからです。

しかし、そうなるまでの道のりとして、どうなったらアダルトチルドレンが改善したといえるのか?をもう少し具体的に解説したいと思います。


NOと言えること

まず、誰かから「~をお願い」「~して」「~しようよ」と言われたときに、「ごめんね。私は~だから無理」「私はやらない」「私は~は嫌いなの」というようにパッと即座にハッキリ断ることができるようになることです。そして、断ったことに罪悪感が全く無くなることです。

アダルトチルドレンの人は「NO!」と断ることができない人達なのです。バッチフラワーレメディでいうセントーリーのタイプです。アダルトチルドレンの人には自己防衛システムが存在しないので、ずっとやられっぱなしなのです。父性がない=自分を守れないということです。家の中に泥棒に入られて好き勝手に荒らされているのに泥棒に入られた自分を責めているという感じなのです。「心にセコムしましょう!」とクライアントにはよく言います。

相手に合わせて良い人を演じ続けることをやめて、自分が主体となり、自分の意見をビシッと相手に伝えることができること。自分の身を自分で守れるようになることが大事なポイントなのです。

アドリブで会話が楽しめること

アダルトチルドレンの人はアドリブの会話がとても苦手です。内容があらかじめ用意されているものを読むことは大丈夫ですが、その場に応じてアドリブで対応することが苦手です。人前に出て自己紹介するのも苦手です。

そもそも人と会うこと自体とても疲れてしまいます。なぜなら、「自分が言ったことに対して相手はどう思っているのだろう?」「今、言ったことは効果的?大丈夫かな?」「相手が今、言ったことはこういうことなのかな?」などなど相手との会話中、常に嫌われないように怒らせないように気を遣いながら頭の中がフルスピードで回転して会話を分析しているからです。

1対1ならなんとか対応できても複数人になるともうダメです。話についていけないので黙ってしまうしかありません。そうして興味の持てない話について、ずっと聞き役を続けることになります。

そうなってしまうのは根底に「恐怖心」があるからです。「相手に嫌われたくない」「相手に見捨てられたくない」「相手に変なヤツと思われたくない」などなど・・・

「相手にどう思われても平気」な状態になり、アドリブで楽しく会話できるようになればアダルトチルドレンは卒業です。

自分には価値があると思えること

アダルトチルドレンの人は基本的に親から褒められたことがありませんから、自分の存在価値を認識できません。

子供というのは、親が自分と一緒にいるときに幸せそうだと「私のおかげなんだな」と思いこみます。逆に、親が自分と一緒にいるときに不幸そうだと「私のせいなんだな」と思いこみます。これが自分の価値の初期設定プログラムとなります。

そして、ずっとその初期設定が変わらないまま、「自分には価値がない」「なんで私は生まれてきたのだろうか?」「生きている意味がわからない」という生きづらさを抱えたまま大人になることになります。

「生きているだけで価値がある」とか「そのままでいい」とかまったく意味がわからない!という状態から、「私には価値があるんだ!」「生きているだけで、何もしなくても価値があるんだ!」と心から思えればアダルトチルドレン卒業です。

人生の主導権を自分に取り戻すこと

「~された」と思ってしまう意識を「被害者意識」と言います。「(相手に)~された」という考え方だと、相手が変わらない限り自分の状況は何も良くなりません。これは自分は被害者であり、相手に支配されている状態、相手に依存している状態、奴隷の状態といえます。「~のせい」「~された」は相手への依存なのです。依存の状態だと人生の主導権・コントローラーを相手に手渡しているのと同じです。理不尽なことでも言いなりになってしまうのです。

依存をやめて自立するにはどうすればいいか?

まず、「~された」を「~させた」という言葉に転換することをおすすめしています。「自分のエネルギー状態が良くなかったから、相手に~させてしまった」という考え方を採用するのです。この考え方だと自分が変われば相手も変わるということになるので、人生の主導権・コントローラーを自分に取り戻すことができます。自分のエネルギー状態は自分自身で管理できるということを学ぶ必要があります。カウンセリングではエネルギー状態を良くする具体的な方法をたくさん教えていきます。

自分のエネルギー状態が良くなると相手は自分に悪い態度をとれなくなります。「先生、最近、まわりの男性から大事にされるようになってきました!」と何も意識しなくてもなってきたら、アダルトチルドレン卒業です。

人生の目的に気づくこと

アダルトチルドレンの人は常に相手が主体です。常に親の顔色を窺って生きてきたので健全な自我が育たないまま生きてきてしまったのです。

ですから、いざ親が亡くなったり、旦那が亡くなったりして自由を手に入れると「自分が本当は何をしたいのかわからない」「やりたいことがわからない」ということに愕然としてしまいます。

しかし、過去の感情を解放し、過去の出来事の意味付けを変え、自分がたどってきたこと、乗り越えてきたこと、経験してきたこと、学んできたことなどなど・・・過去を整理し、統合することによって、自分の中に眠っていた本当にやりたいことがわかってきます。

自分に与えられた役割・天命に目覚めることができれば、今まで無意味だと思っていた人生が素晴らしいものに変わります。そうなればアダルトチルドレンは卒業です。今までのつらかった経験も宝の経験と変わります。人は悲しみが多いほど、人には優しくできるからです。

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