親殺しとアダルトチルドレンの反抗期について

目次

親殺しとは?

「親殺し」というのは、実際に親を殺すのではなく、発達心理学における成長過程における自我形成の一過程のことをさします。

例えば、男子は成長していくともっとも身近な男性=父親をライバル視し、もっとも身近な女性=母親に愛情をよせます。このような無意識的な心理状態のことをエディプス・コンプレックスと言います。ちなみにエディプスとは、ギリシャ神話にでてくる、父を実の父と知らずに殺してしまった彼から由来されます。

一方、女子は成長していくともっとも身近な女性=母親をライバル視し、もっとも身近な男性=父親に愛情をよせます。このような無意識的な心理状態のことをエレクトラ・コンプレックスと言います。

「親殺し」「父殺し」「母殺し」の心理学的な定義については諸説あると思いますが、分かりやすくするために

・子供が親との心理的葛藤を乗り越えて、自分の世界への踏み出すことを「親殺しの完了」と定義します。

・男子が父親との心理的葛藤を乗り越えて、自分の世界へと踏み出すことを「父殺しの完了」と定義します。

・女子が母親との心理的葛藤を乗り越えて、自分の世界への踏み出すことを「母殺しの完了」と定義します。

要するに、子供から大人として一人前に成長していく過程において、男性の場合は父殺しを完了させ、女性の場合は母殺しを完了させる必要があるということです。親殺しは、子供から大人になるための最終試験的な通過儀礼なのです。

「親殺し」をしないと、親の価値観、親の基準で生きることになるので、自分の人生に責任を取れない状態となります。考え方が他責的、依存的になり、他人からの評価を気にして生きるので、主体性がない状態となり、人生の目的、ビジョン、夢を持てない無気力な人間になってしまいます。

アダルトチルドレンの反抗期について

子供の反抗期には「第一次反抗期」と「第二次反抗期」があります。

2~4歳の頃に起こる「第一次反抗期」は、「イヤイヤ期」と呼ばれ、赤ちゃんだった子供が自分の意思や感情を伝えようとして起こる「自我の芽生え」の時期です。

そして、小学校高学年から中学生にかけてやってくるのが「第二次反抗期」です。身体面の変化をきっかけに、自分自身が大人に近づきつつあることに気づきながら、心の成長が追いついていかない「体は大人、心は子供」という状態が生み出す焦りやストレスが原因で起こります。

第二次反抗期は、子供が精神的に自立するための第一歩を踏み出した証です。親や教師に反抗することによって、ここまでは許されるけれど、これ以上は許されないという社会的な距離感を学びます。

機能不全な家庭で、親が恐過ぎるか、弱過ぎることによって、第一次反抗期も第二次反抗期もないまま大人になるとアダルトチルドレンになります。

アダルトチルドレンの親にはよく言うのですが、子供が生意気な口を聞くようになってきたら、子育てはうまくいっていると思ってOKです。

ちなみに親が自分の価値観を子供に押しつけるようなことをせず、子供が自分の意見を自由に言えるような雰囲気の家庭においては第二次反抗期がないケースもあります。実は私自身がそうでした。

私は「第一次反抗期」「第二次反抗期」の次の段階として、「第三次反抗期」があるという仮説を立てました。

親の考えと自分の考えが食い違っていることに対して、親の言いなりになるのか?それとも、自分の考えで独自の道を選択するのか?と葛藤する期間を第三次反抗期と定義します。

親の考え方、世界から抜け出して、自分の独自の考え方、世界に踏み出すことを第三次反抗期の終了=親殺しの完了と定義します。

親に偉そうな口を聞きながら、ずっと自宅にいて親の世話になっている人は第三次反抗期に入れていないのです。

それだと、精神的にはずっと親への依存状態のままであり、大人になることができません。そういう意味においては、第三次反抗期が終わっていない人、親殺しを完了していない人はかなり多いはずです。

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?

5つ以上当てはまったあなたはアダルトチルドレンの部分を抱えています。

★アダルトチルドレンを根本解決して幸せな人生を手に入れる方法

★自分の【アダルトチルドレン重症度】がチェックできる30の質問

★お父さんとの関係が人生にどう影響するのか?「父性」の秘密とは?

これらに興味がある人は今すぐ下記画像をクリックして無料動画セミナーにご参加ください↓↓

なぜ、自信が持てず、本音も言えず苦しかった
652人のアダルトチルドレンが
恋愛、結婚、子育て、仕事の悩みを解決して
自分らしく、強く生きられる
ようになったのか?

アダルトチルドレン完全卒業無料動画セミナー

お名前
メールアドレス
どんなことでお悩みですか?
無料プレゼント中