アダルトチルドレンは第一子が多い？
目次
アダルトチルドレンは第一子が多いのは本当か？
「アダルトチルドレンは第一子（長男、長女）が多いように感じます。兄弟順位も関係あるのでしょうか？」という質問がありました。
実際に、カウンセリングを受けるクライアントには長女が多い傾向があります。
お父さんとお母さんの仲が悪いと、第一子がお母さんのカウンセラー役となり、お母さんを支える役割を担うケースが多いです。
また、下の子ができたときに「お姉ちゃんだから」と言われてお世話するのが当たり前になり、早い頃から他人の我慢するのが当たり前となります。
さらに、第二子が男子だった場合、田舎の方だと跡継ぎということで、親が長男ばかりを大事にしたり、母親が夫とうまくいっていないので、長男を彼氏の代わりにしてしまい、弟ばかりを溺愛する傾向があると余計に長女の苦しみは強くなります。
「私の方が母のお世話をいっぱいしてきたのに、いつも母に会うと、弟の話ばかりをするのが許せないんです」という話は良く聞きます。
アダルトチルドレンの長女が男性化する理由
シングルマザーや単身赴任で父親不在の場合、母親のパートナー役、夫の役割も担わないといけないので、何かを決断するとき、責任をとる場面、面倒事などは長女が一手に引き受けているケースが多いです。
家庭の中で父性的な役割を担うことで女性なのに男性化してしまう人が多いです。
第一子は
・甘えたり、お願いするのが下手
・何でも自分でやってしまう
・プライドが高いから自分からは弱みを見せない
などの傾向があります。
男性からは「君は僕がいなくても大丈夫だろうから」と言われ、恋愛がうまくいきません。
また、仕事ではやりたくないのに、どこへ行っても責任者をさせられて、面倒なクレーム処理などをさせられる。でも、感謝されない。認めてもらえないという人が多いです。
第一子に特有のトラウマとは？
第一子には特有のトラウマがあります。
第一子は、第二子が生まれたとき、今まで独占してきた母親の愛情が突然、第二子のものになってしまうのを目の当たりにして、強いショックを受けます。
「私よりも弟（妹）の方が可愛いんだ。大事なんだ！ガーン！」という感じです。
そして、「あなたはお姉ちゃんでしょ！妹に譲ってあげなさい！」「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい！」と言われ続けると、
「私はいいお姉ちゃんじゃないと愛されないんだ。見捨てられないように我慢しなきゃ！良い子にならなきゃ！」という風になるわけです。
親の愛を得るために良い子を演じるアダルトチルドレンの完成です。
ここで、第一子のトラウマを癒す素敵な絵本を２つ紹介します。
どちらも第一子のトラウマのある人には癒しになる一冊です。
この本のようにお母さんに甘えるシーンをイメージの中でやり直すことです。
絵本を読んでもうまく感情移入ができない人は、実の親との関係が悪過ぎて、実の親のイメージが使えない重症なアダルトチルドレンです。是非、カウンセリングを受けることをおすすめします。
あなたは次の１０項目にいくつ当てはまっていますか？
１． 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた
２．父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない
３．小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた
４． 「ＮＯ」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう
５．どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている
６．自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている
７．頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか？と思っている
８．ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい
９．何が異常で、何が普通なのか？自分の意見や基準がないのでわからない
１０．自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える
「あっ！まさに私のことだ！」と思ったのではないでしょうか？
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