自分が嫌いで生きるのが辛いあなたへ
目次
アダルトチルドレンが自分が嫌いな理由とは？
アダルトチルドレンが自分のことを嫌いな理由とは何でしょうか？
それは、最初に出会った人間である母親が自分のことを嫌っていると感じたからです。
母親から酷い言葉をかけられ続けたのかもしれません。
たとえば、
「お前のせいだ」
「お前は厄介者だ」
「お前なんか産まなきゃよかった」
「お前さえいなければ離婚できたのに」
「お前は悪魔の子だ」などなど。
母親が自分のことを嫌うことで、「自分は嫌われる存在であり、生きている価値がない」という解釈となり、存在していることへの罪悪感が芽生えてしまいます。
アダルトチルドレンは「自分は無価値であり、ただ生きているだけでは許されないから、何かでものすごい成果を出さないと自分には価値がない」という完璧主義の考えに陥り、自分を犠牲にして周りの人のために尽くしまくることで自分の存在価値を親に認めてもらおうとします。
しかし、どれだけ勉強や仕事をがんばって大きな成果を出したとしても、親は認めてくれませんし、自分で自分を認めることもできません。
他人から褒められても、なぜか心が満たされることはなく、全てがむなしくなり、燃え尽き症候群でうつ病になってしまいます。
アダルトチルドレンが生きるのが辛いのは、親からの承認を求めて頑張り続ける人生に疲れ果ててしまうからです。
親に対する承認欲求が無くならない限り、アダルトチルドレンに平穏な日々は訪れないのです。
自分嫌いを止める方法
では、自分嫌いをやめて自分好きになるにはどうすればいいのか？
まず、「他者から愛される」という体験が必要です。
人間は愛された分だけ、自分を愛せるようになり、他人を愛せるのです。
「愛された量＝自分を愛せる量＝他人を愛せる量」の正三角形の法則です。
アダルトチルドレンは自分で自分を認めたり、褒めたり、自分で自分を愛すると言われてもまったくピンと来ません。
自分で言っても嘘くさいので言葉が入っていきません。また友達や恋人からの言葉も信用できないので入っていきません。
それでは、本当に必要としているものが満たされないからです。
心の中の子どもの部分＝インナーチャイルドが強く求めているのは、実の親からもらいそびれてしまった理想的な母親と父親からの言葉とエネルギーなのです。
母親役もしくは父親役ができるカウンセラーでないとアダルトチルドレンの根本改善は無理です。
私のカウンセリングでは母親役は自分でできるように指導しています。母親役を他人に委ねてしまうと、カウンセリングに終わりがなくなり、エンドレスで通い続けることになるケースがあるからです。
父親役は精神的に自立させるのが役割なので、必ずカウンセリングに終わりがあり、卒業させることが可能です。父性のエネルギーは一度満たされると減ることはないため、再発しないのです。
あなたも父親から愛される体験をすることで、自分を愛せるようになってみたいと思いませんか？
あなたは次の１０項目にいくつ当てはまっていますか？
１． 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた
２．父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない
３．小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた
４． 「ＮＯ」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう
５．どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている
６．自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている
７．頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか？と思っている
８．ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい
９．何が異常で、何が普通なのか？自分の意見や基準がないのでわからない
１０．自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える
「あっ！まさに私のことだ！」と思ったのではないでしょうか？
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