アダルトチルドレンに犬や猫などペットを飼う人が多い理由とは?

目次

なぜ、アダルトチルドレンに犬や猫を飼う人が多いのか?

アダルトチルドレンには犬や猫を飼っている人が多いです。

特に一人暮らしで猫を飼っている人が多いです。

夫婦で子供代わりに犬や猫を飼っている人も多いです。

また、実家暮らしのときに犬や猫に救われて生きてきた人も多いです。

親が親として機能しない家庭が崩壊しているアダルトチルドレンの環境において、ペット達はどのような役割を果たしてくれているのでしょうか?

実は犬や猫は、人間にとって三つの役割の代用ができるのです。

すなわち、母親の役割、友達の役割(兄弟の役割)、子供の役割です。

犬や猫は自分が何かができてもできなくても、良いことをしてもしなくても、役に立っても立たなくても、いつも無条件にそばにいてくれる。いつも一緒にいてくれる=母性ですね。

犬や猫は母親の代わりとなって母性を満たしてくれるのです。抱きしめると温もりを感じることができるので寂しさが癒されます。

話し相手になってくれます。

自分の言いたいことを黙って聴いてくれます。

人間と違って余計なことは言いませんから、ずっと自分の感情、本音を話すことができます。

お世話することで子供の代わりにもなってくれます。

自分よりも小さくて弱い存在を自分がお世話することで自分の中の母性が育ちます。

ペットが育つことによって自分が役に立っている感覚が得られるし、存在の承認が得られます。

ペットをお世話することそのものが生きる目的の1つになるのです。

動物は人間と違って決して裏切りませんし、騙したりしないし、嘘もつきませんし、支配してこないですからね。

家族との人間関係で疲れ果てて(特に母親との関係)、人間不信、人間嫌い、誰も信じられない状態のアダルトチルドレンにとっては、動物や植物の方がよほど安心&信用できるのです。

クライアントが猫から気づかされた事例

とある女性クライアントが雌猫を飼いました。

その雌猫と二人で暮らしているときはとても幸せでした。

しかし、この雌猫の子供を見てみたいと思ったそのクライアントは雄猫をあてがって子猫を産ませました。

すると・・・母猫の態度が急変!

いじけてしまい、雄猫にも子猫にも馴染もうとしないので母猫だけ隔離して飼うことになったのです。

雄猫と子猫に嫉妬してストレスで荒れている母猫を見るとクライアントはイライラするというのです。

心理カウンセラーとして、その話を聴いて分析しました。

「その母猫って、自分の母親と似ていません?」

「確かに・・・」

ということで、母猫とエンプティチェアをしてみてと提案しました。

その後、送られてきた文章が以下の通りです。

「おとうさん、エンプティチェアをしてみたんだ。

私、大好きだったのに
他の猫に意地悪して人にも攻撃するならこれ以上一緒に暮らすは無理、こんなに辛くて面倒くさいなら死んでほしいと思ったことを本当に悩んで苦しかった事を伝えたの

そして
母猫の怒りも悲しみも虚しさも納得できないもたくさん理解できて

母猫役と本当にごめんねって言い合って
酷いことをいってごめんね、愛してるよ、もう一度やり直そう。

信じれないよどうして私を飼ったの?
私だけが良かったのに子供だっていらなかった。あきは私にいつも選択させてくれない!
私は幸せだったのに愛していたのに平和だったのに勝手にオス猫つれてきて 
どうしたらいいかわからないのは
私の方だよ! 

言われたから
それは本当にごめんなさい。
あなたが可愛くて大好きだからあなたの赤ちゃんが見たかったの。
けどこれは私の勝手だった。

あなたの平和を壊してごめんなさい。

私がこれからあなたに無償の愛を頑張る
あなたから何かを求めない

時間をかけて、無理しすぎないでお互いいい距離で頑張ろう。
ってエンプティチェアしたその日の夜に
母猫が一緒に寝てくれるようになったんだ。

びっくり!」

母猫に自分の母親を投影し、母親としてちゃんとすることを期待していたのを手放し、母猫そのものを受け入れることで和解できたのでした。

飼っている猫への感情は親への感情を投影していることがあるというとても興味深い事例でした。

カウンセリングを受けると良くある不思議な現象

カウンセリングを受けてしばらくすると猫が亡くなるというケースが頻繁にありました。

亡くならないまでも、飼えなくなる事情が出てきたり、

突然、飼っていた2匹の猫が亡くなったことも・・・

もちろん、飼い主のクライアントはペットロスになってとても落ち込むのですが、その後、精神的に大きく成長するのです。

最初は偶然かな?と思ったのですが、何人もそうなるので、途中でこういう仮説を立てました。

犬や猫は飼い主を助けるために、何等かの役割をもって飼い主の世界に現れ、飼い主が精神的に自立したり、人生の次のステージに進む決意をしたときに、その役割を終えて次の犬生、猫生へと進んでいくのではないか?

スピリチュアルな話ですが、何件もそういう事例を見てきたカウンセラーとしては、そうとしか思えないのです。

実は、犬や猫はクライアントのインナーチャイルドの代わりになるのです。

インナーチャイルドのお世話をする前段階、練習相手になってくれていると言ってもよいでしょう。

クライアント本人が自分の内面、インナーチャイルド(過去の傷ついた自分)と向き合いはじめたとき、犬や猫は「ああ、もう自分は必要なくなったな・・・」とその役割を終えるのかもしれません。

ペットを飼うことでアダルトチルドレンが癒される効果はとても高いです。

しかし、根本的に良くなるためには自分の内面、インナーチャイルドと向き合う必要があります。

この記事に出会ってここまで読まれたあなたは、もうそろそろ自分のインナーチャイルドと向き合う時期かもしれません。

ここまで読んできて、「あっ、私のことだ!」と思った人は是非、体験カウンセリングを受けてください。

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?

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