アダルトチルドレンACと摂食障害について

目次

アダルトチルドレンACと摂食障害

摂食障害とは、食べることを拒絶する「拒食」、逆に大量に食べ過ぎて吐いてしまう「過食」「過食嘔吐」の2つに大別できます。

大失恋をして食欲がなくなったり、仕事のストレス解消のためについ食べ過ぎる・・・という経験は普通の人でもするものです。

しかし、こうした食行動の異常が過度になって、極端に体重が減少してガリガリに痩せているのにも関わらず、拒食がやめられない。過食の後に食べたものを全部吐いたり下剤や利尿剤を使って体重増加を避けようとする、という行為がみられるようになると、これは明らかに治療を要する摂食障害と呼ばれる状態です。

私のアダルトチルドレン専門カウンセリングの事例では、過去に拒食症の人はいませんが、過食、過食嘔吐の人で改善した事例が何人かあります。(拒食症は10代に多いということです)

過食する人の多くが、母親との親子関係が逆転していたり、母親が幼少期からいなかったり、親子関係が健全ではなかったこと、父親が母親よりも仕事や自分のやりたいことを優先するような家庭で育った人が多いようです。

摂食障害を改善するには?

摂食障害に関わらず、多くの依存症に共通しているのは「健全に人に甘えることができない。人に依存することができない」ということです。

親に甘えられなかった。依存できなかった ⇒ 人に甘えること。依存することができない ⇒ 食べることに依存(誰にも迷惑がかからない方法) ⇒ 食べて吐くと安心感を感じる。悪いことをしているという背徳感を感じる(いつも良い子をしていたから)何だかホッとするのでやめられない。

というパターンができあがるのです。ですから、カウンセリングに関わらず、信頼できる人間関係ができることで改善していきます。もちろん、他者との人間関係のベースとなる「自分自身との人間関係」を改善することが改善の肝となります。

摂食障害(過食嘔吐)の改善事例

私のところにカウンセリングに来られたOさんは20年来の摂食障害(過食嘔吐)で、過食嘔吐改善専門の施設に2年間合宿生活で治療しても克服することができずにいました。

母親がアルコール中毒になり、父親は宗教にハマって母親と向き合おうとしないので、自分が母親の面倒をみて、死を看取るという壮絶な人生経験の持ち主でした。

この方は私のカウンセリングに2年ほど通ってくれました。自分と向き合っていく中で、少しずつ改善し、今ではもうほとんど過食しなくなったと報告を受けています。

では、具体的にどんなことをやったのか?をご紹介していきます。

1.幼少期の自分の感情と向き合う

私のところでは過去の自分、幼少期の自分を思い出してもらい、当時、本当は言いたかったけれど、言えなかった本音の感情、気持ちを吐き出してもらって受け取り、言って欲しかったけれど、言ってもらえなかった言葉などをかけてあげる、感情解放テクニックを使った感情解放カウンセリングを最初の段階では徹底的にやっていきます。

「そうか~そう思っていたんだね」と過去の自分をありのままに認めていくことで次第に癒されていきます。

この感情解放テクニックの具体的なやり方についてはこちらの感情解放ウェブセミナーで無料で学ぶことが可能です。

ちなみに摂食障害の人は「自分でいてはいけない」「自分のままでいてはいけない」という思い込みがあるので、これを解除することで楽になっていきます。「ああ、自分のままでいてもいいんだ」と今のままの自分を受け入れ、許すことがポイントになってきます。

2.親子団欒のイメージ

Oさんは楽しく家族団欒で食事をした記憶が一度も無かったそうです。そこで、私の家族に小さいときのOさんを招待して、一緒楽しく食事をするイメージワークをやってみました。

このことがとても衝撃的だったみたいで、「普通の家庭って、こんなに食事が楽しくて、明るくて、いいものなんですね・・・」と言われていました。

3.自分が主体になる

過食嘔吐に関わらず、依存症の人に必要なのは「母性」ではなくて「父性」です。父性のある男性との関わりが必要です。

Oさんはお父さんが宗教にハマっていたので、宗教の教えがすべての中で育ちました。でも、子供からするとお父さんが言っていることが他人からの借り物であり、本当にそう思っていたり、本当の意味で実践できていないことは見抜いてしまうのです。ですから、当然、反発したくなるし、嘘くさく感じてしまって嫌なのです。

お父さんは宗教主体であり、自分主体ではなかったのです。

私はOさんのお父さん代わりとなって、物事の判断の基準や言葉の定義、天命や生まれてきたことの意味などを私の体験をもとに自分の人生観をお話ししていきました。そのことが、Oさんの中での雛形となって、自分が主体になって生きることのベースができました。

父親代りの人から「自分主体で生きることの手本を示してもらう」ことで、いつも自信がなくて、周りに気を遣ってしまい、怒らないといけないシーンでもニコニコしていたので舐められてしまっていたことがどんどん改善していきました。

4.過食嘔吐さんと対話する

ゲシュタルト療法の中にエンプティチェアというのがあります。これは椅子を2つ用意して、嫌っている相手が目の前に座っていると思って話しかけ、次に椅子の場所を入れ替わって座り、相手の立場になって自分に話しかけるということを繰り返す療法です。ベクトル(視点)が変わることで相手の気持ちが理解できるのです。

私のカウンセリングでは、Oさんに過食嘔吐さんと対話をしてもらいました。

過食嘔吐さんに「どうしてあなたはずっと存在して私を苦しめるの?」と尋ねると、なんと!「私はあなたを守ってきた」と言ったのです。

そうだったのです。摂食障害(過食嘔吐)があったおかげでOさんは今まで生きてこれたのです。

Oさんにとって、長年自分を苦しめてきた忌々しい敵だと思っていた摂食障害(過食嘔吐)が実は自分を守ってくれていたのだという事実を知り、視点に変わったことが1つの転機となりました。過食嘔吐することへの罪悪感や嫌悪感が無くなっていったのです。

5.天命への目覚め

Oさんは過食嘔吐で苦しんできた一方で、父親の跡を継いで健康食品の販売とアドバイザーのお仕事をしています。いくら栄養のある食事をしていても、心の通った家族との食事がないと病んでしまう体験を活かし、過食嘔吐を自分が克服した暁には同じように苦しんだ人を救うということを使命として働くことを提案しました。

「自分の苦しんだ体験が誰かのために活かせる」という視点ができたことで、Oさんは仕事に身が入るようになり、全国の販売代理店の前で見事なスピーチをされるぐらい自分に自信を取り戻していきました。

そして、「自分の母親と同じような子育て中のお母さんを救いたい」という天命に目覚めて活動されています。天命を意識して行動しはじめたことがきっかけか、過食嘔吐が無くなっていきました。

おそらく、Oさんは十分に強くなり、成長し、もう過食嘔吐さんが守らなくても大丈夫な状態になったのでしょう。

接触障害(過食嘔吐)を克服したOさんからのメッセージ

大堀先生のもとにお伺いした一回目のカウンセリングが2016年の3月だったと思います。

初めの頃は毎回のカウンセリングで感情が止まらなくてこんなに涙が出るものかと思っていたことを思い出します。
家に帰ってからも音声を繰り返し聞いたり、ノートに内容を書き留めて何度も読み返していました。その時の記録を見返すと、私はこの感情開放に本当に望みをかけていたんだと改めて思います。

それから大堀先生のサポートを受けながら感情解放していくうちに、古い荷物だらけの散らかった部屋がだんだんと整理されていきました。

その時の変化としては、
・朝起きれるようになった
・外に出る活力が出てきた
・親のことが気にならなくなった
・仕事に対して前向きになってきた
という感じでした。

それまで、朝目が覚めると布団の中で「目を開けたくない」と苦しんでいた自分から一進一退を繰り返しながら薄皮をはぐように前に進む日々でした。

けれど20年来の過食嘔吐はなかなか止めることができませんでした。

大きなきっかけになったのは、「過食嘔吐さん」との対話の機会を得たことでした。
目の前の過食嘔吐さんと話をした時、過食嘔吐さんが私に向かっていった思いもかけない言葉。

「あなたを助けたかったから。生きていて欲しかったから」

過食嘔吐が私を生かしてくれていた、助けてくれていたことに気づいた時の衝撃は今も忘れません。

ずっとずっと「これさえなければ」と憎しみ続けていた過食嘔吐の症状が、私を支え守ってくれていたことに気付いた時、発症して23年目にして初めて過食嘔吐さんに心から感謝することができました。それと同時に、これまで頑張って生きてきてくれた過去の自分、今の私を形作っている全てのものに「本当にありがとう!」という気持ちが溢れてきて私の魂がぴかぴかと光って喜んでいる感じがしました。

その後、今年の2月から天命コーチングのカウンセリングが始まり本格的に天命について探求を深めていくなかで日頃自分が感じていること(物事に対する好きや嫌いも含めて)から、過去に体験した辛い記憶や楽しかった記憶、いろいろなことが自分自身の天命に繋がっていることに気付きました。子供の頃から味わってきた辛かった記憶が破片のように散らばっていてそれが一つの線になっていくようなカウンセリングでした。

3回目の天命コーチングを終えたころ、5月に入ったあたりから急激に過食嘔吐の症状が治まってきました。それまでは毎日なにがあっても過食嘔吐しなければ生きていけないくらい依存していたのがある日付き物がぽろっと落ちたみたいに、私の体から離れていきました。普通に食事ができるというのは本当に心も体も楽です。これまで毎日どんなに頑張って生きてきたかと、自分を労わりたい気持ちです。

仕事の方では、大勢の方々の前でスピーチをさせていただいたり重要な役割をいただく機会も増えました。それを自分の成長の機会として前向きに取り組めていることが本当に嬉しいです。

またここ最近、立て続けに
「以前より芯がある女性になったね」
「前は頼りない雰囲気だったけど久しぶりにあったら随分大人になった」と言われることがあり、周りから見たら自分の気づかないところでも随分強くなれているんだと感じます。

2年前、毎日息をするのも苦しかった、ましてや外に出て積極的に人と関わったり働くことなど考えられなかった私が、今こうして症状が改善されて多くの方々の前で元気に働くことができていることは本当に奇跡のようです。

あきらめないで生きてきて良かった。答えを求め続けて、大堀先生にたどり着いたことに心から感謝しています。

私はこれから、自分の経験してきたことを生かして同じように苦しんでいる方々の救いになる仕事と行動をしていきたいです。人間だから良い時もあれば辛い時もあるけれどいつでも自分主体で生きていきます。

今こんなに笑顔で堂々といられることが本当に嬉しいです!!
大堀先生、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

いかがだったでしょうか?

もし、あなたが過食嘔吐に苦しんでいる真っ最中ならば希望が持てたのではないでしょうか?大丈夫ですよ。必ず良くなりますから!

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?

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