母親との共依存を改善したいアダルトチルドレンのあなたへ

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母親との共依存を改善したいアダルトチルドレンのあなたへ

共依存(きょういぞん)とは?

共依存という概念は、アルコール中毒を治療する中で生まれたものです。

アルコール中毒の患者を治療していたとき、その家族が本人に関わるとせっかく良くなっていたのが悪くなってしまうという事態が起こったのです。

実は家族の中には、「アルコール中毒の患者が悪い状態のままでいた方が都合が良い」という心理が働いていたのです。

「かわいそうな家族の面倒みている私は価値のある人だと思える」というメリットがあったのです。

このようにアルコール中毒の患者をそうさせている家族のことを共依存者(きょういぞんしゃ)と言います。

この概念は、何もアルコール中毒の患者と家族にだけ当てはまるものではありません。今回は私がアダルトチルドレンのカウンセリングの現場で相談にのってきたよくある共依存についてご紹介させていただきます。

母親と娘の共依存関係「母親から逃れられないアダルトチルドレンの娘」

例えば、こんな悩みです。

「父は母に暴力をふるっていた酒乱でした。私は母からさんざん父の愚痴を聞かされてきました。

父が亡くなってからも母から離れることに罪悪感があって実家から出れません。

母からは「私を捨てるのか!」「一緒に暮らしたい」「一人では収入も無いし生活できない・・・」と泣きつかれたり、時には激怒されてしまいます。

私も母を悲しませたくはありません。でも、私だって結婚したいですし、同居も嫌です。

ですが、母は体も強くなく、還暦を過ぎていて、仕事もできないと思います。

自棄になって「祖母に(母の母)に頼る」と言う時もありますが、祖母だって何年生きていられるか分りません。

母はいつも何でも祖母に頼ります。

正直、生活保護でも何でも受けて勝手に暮らしてほしいという気持ちもあります。

でもやっぱり今まで苦労ばかりだった母が可哀そうで、幸せに暮らさせてあげたいという気持ちもあります。

どうしたらよいでしょうか?」

実は、このような悩みの相談がとても増えています。あなたの場合はどうでしょうか?

母親との共依存を改善するには?

カウンセリングのクライアントには

「お母さんをそうさせているのはあなたですよ。」

とお母さんを依存させ続けてきてしまった自分自身に原因があることに気づいていただきます。

もちろん、もともと母親がすごく依存的だからというのが元の原因なのですが、娘がそういう母親をかわいそうに思って甘やかすことで、より事態は悪化してしまうのです。これがいわゆる共依存の関係です。

実は、共依存者は自分自身が問題であることに気づいていないことがほとんどなのです。

「お母さんをそうさせているのはあなたですよ。」

この言葉を言われても最初はピンとこないし、受け入れることができないかもしれません。

しかし、あなたは、幼少期にお父さんから虐められているお母さんを見ていて、「お母さんがかわいそう。私がお母さんを守ってあげないといけない!」おそらくそう思ったことでしょう。

あなたは「お母さんは私が守らないとダメな弱い人だ」と定義したのです。そして、ますますその通りに現実化してしまったのです。

また、隠れた意図として、「ねえ、お母さん、私はお母さんの役に立っているからここにいていいよね?私って存在価値あるよね?」とアピールしていた部分もあったはずです。

自分が依存者から主体者になることを決めること、自分が変わるしかないことを自覚しなければなりません。

もし、母親が変わらないと自分は家から出れないのであれば、あなたは母親の奴隷です。いつまで奴隷の人生を送るつもりでしょうか?

このような悩みの場合は母親から一刻も早く離れるべきです。母親から離れられない場合、良くなることは何もありません。

介護に突入してしまうとますます実家を出られなくなり、母親の面倒をみるだけの人生で終わってしまうでしょう。実際にそうなってしまった人を何人も知っているからこそ、あえて言うのです。「早く、実家を出てください。ヤバイことになりますよ」と。

カウンセリングの最初に「実家を出てください。実家を出られない場合、改善はできません!」とハッキリとお伝えしています。

しかし、今まで母親に依存していた部分があるので、家を出るのはとてもパワーの要ることです。

一人では自立できない。母親から離れる罪悪感と自立できるかな?という自信の無さがあなたを母親に縛り付けているはずです。また、たとえ実家を出たとしても病気になって戻る、離婚して戻る、失業して戻るというケースもとても多いです。

改善のポイントは「父性」のエネルギーです。父性不在でお互いに甘え合っている共依存を断ち切るには母性的なカウンセリングではなく、父性的なカウンセリングが必要です。

傾聴して共感しても何も良くなりません。母親から切り離し、自立させる父親的なエネルギー、父性の力が必要なのです。

あなたは今まで一人で何とかしようとがんばってきたことでしょう。

でも、そろそろ一人でがんばることに限界を感じていませんか?

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