父親に暴言を吐かれたトラウマを克服したいあなたへ
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父親に暴言を吐かれたトラウマを克服したいあなたへ
おそらくあなたは父親からの暴言で今までたくさん傷ついてきたことでしょう。
もしかしたら、以下のような状態ではないでしょうか?
直接的な暴力はなかったけれど、家族への暴言が酷くて、母親との喧嘩が日常茶飯事だった。
母親が作った料理に対して「まずい!こんなもの食えるか!」と絶対に褒めない。
酒癖も悪くて、酔っぱらうと徹底的に家族や嫌いな人をけなす。
テレビで誰かが活躍したり、成功したりするのを観ると、「こいつは気に入らない」「悪いことしてるに決まってる」「気持ちが悪い」などと必ず否定する、けなす、悪口を言う。
偉そうに言う父親自身は自分のことは棚に上げていて、何も大したことはしていない。
「お父さん、それは酷いよ!」と口を出すと「お前は母親の味方をするのか!うるさい!死ね!」などと怒鳴り散らす。
口で言い返せなくなると、「誰のおかげで飯が食えてると思っているんだ!」とまた怒鳴る
また、ことあるごとに
「お前はバカだ!最低だ!」
「お前なんて生まなきゃ良かった」
「お前が全部悪いんだ」
「お前は橋の下で拾ってきた子だ」
など存在価値を下げることばかりを言われてきた。
絶対に感謝しないし、謝ることをしない。まるで子どものような態度で本当にあきれてしまう。
あなたはそんな父親のことを正直「人間のクズ」だと思っているのではないでしょうか?
それなりに年齢を重ねて大人になれば無視できたり、無関心を装えるでしょうが、さすがに小さいときに「死ね!」と暴言を吐かれるのは相当、辛かったのではないでしょうか?
岡田式AC判別法で家族を分析してみよう!
こういう父親は岡田式AC判別法でいう50%です。そういう父親に虐げられて離婚できない母親は200%。そして、子供は50%と200%の両方の特性をもつことになります。
ちなみに、岡田式AC判別法とは、虐待専門カウンセラーの岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発した日本人向けのアダルトチルドレン判別法です。
岡田式AC判別法では、人間を50%、100%、200%の3つのタイプに分類します。
50%・・・甘やかし過ぎ、物事の道理を教えない、わがままさせ放題、叱らないという母性過剰&父性不在の家庭で育った人。普通の人の半分しか達成できていないのに100%できていると勘違いしている人です。傲慢、怠慢、厚顔無知、威張る、権威(資格や肩書)に弱い、自分勝手、自己中心的、利己的、プレゼン上手、何でも人のせいにする、言ったことをすぐ忘れる、無責任、これといった結果を出せていないという特徴があります。
100%・・・両親が機能した家庭で育った普通の人です。
200%(アダルトチルドレン)・・・厳しすぎ、否定し過ぎ、虐待、無視(ネグレクト)などの母性不在&父性不在の家庭で育った人。普通の人の2倍達成できていても50%しかできていないと勘違いしている人です。自己否定、自分が嫌い、自己価値が低い、NOと言えない、プレゼン下手、自分がない、他者中心で周りに気を遣い過ぎる、やり過ぎ、がんばり過ぎ、完璧主義、何でも自分のせいにする、言ったことをずっと覚えている、責任を取り過ぎる、いつも良い人、世話をする人、しっかり結果を出してきているという特徴があります。
父親を恨んでいる人の共通の悩みとは?
実は、父親を恨んでいる人は、みなさん共通の悩みを抱えることになります。
父親の大嫌いな部分(50%の部分)が実は自分の中にもあるということを感じてしまうのです。
従って、自分も父親と同じで「人間のクズ」で最悪だから、自分のことが大嫌いという状態に陥ります。
父親を恨んでいる人は、当然ながら結婚することに前向きになれません。
「あんなのから生まれてしまったのが嫌」
「例え母親が離婚しても自分は血が繋がっているので、その事実が消えないのもすごく嫌」
「あいつの血を受け継ぐことになるのは嫌だから結婚しないし、子供は絶対に生まない」
と思ってしまうことでしょう。
もし、結婚したとしても、父親と同じタイプか真逆のタイプを選んでしまう傾向にあり、家族連鎖をしてしまいます。
母親と同調して夫から虐められる方向に行くか、父親と同調して夫を責め立てる方向に行くかのどちらかになります。
被害者と加害者を行ったり来たりしてしまうのです。
負の家族連鎖を逃れる方法
では、どうしたら、この負の連鎖から逃れられるのでしょうか?
それは、カウンセリングを受けることで、心の中にある父親と同じ人格(偉そうなところ、いい加減なところ、自分のことは棚にあげること、めんどくさがりなところ、暴言を吐くところなど)を正しい方向に再教育することです。
ただし、父性のある男性カウンセラーでないと50%の部分を再教育することができないので注意が必要です。
父親との問題の解決は、女性カウンセラーでは無理だし、母性的なカウンセリングでは改善できないのです。
母性的というのは「癒し」が中心で、傾聴をメインとするものです。
私は父性的なカウンセリングによって、クライアントの心の中の問題児を再教育することを仕事としています。
父性というのは、物事の善悪の基準を教え、叱り、諭し、智恵を与え、責任をとらせ、生き方を教え、母親から自立させる機能、役割のことです。
あなたは今まで一人で何とかしようとがんばってきたことでしょう。
でも、そろそろ一人でがんばることに限界を感じていませんか?
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