アダルトチルドレンの治療、治し方について

目次

アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレンという言葉は、もともとの発祥は「Adult Children of Alcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」ですが、今では、親が親としての機能、役割を果たすことができない家庭=機能不全家庭で育ち、トラウマを抱えたまま成人して生きづらさを抱えていた人達という広義の意味になっています。

アダルトチルドレンは状態を指し示す用語であり、診断のための医学用語ではありません。要するにアダルトチルドレンは病気ではないのです。

ただし、二次的に精神疾患になってしまうケースがあります。たとえば、各種依存症(アルコール依存症、ギャンブル依存症、パチンコ依存症、買い物依存症、薬物依存症、恋愛依存症、過食など)、鬱病、不安障害(対人恐怖症)、摂食障害、PTSDなどです。

こうした精神疾患の症状に対して医療機関の受診をして、薬物での治療をしても根本解決には至らないケースが多いのは周知の通りです。なぜなら、日本の医者は精神科医も含めて、カウンセリングの実習をしたことがないまま医者になっているという現実があるからです。

アダルトチルドレンの症状について

ところで、アダルトチルドレンと言われる人達にはどんな症状があるのでしょうか?

よくタイプ別に分けられるのが次の5つの分類です。

1.ヒーロー(優等生)・・・頑張り過ぎてしまう。罪悪感があって休めない。0か100の完璧主義。他人に甘えられない。

2.スケープゴート(生贄)・・・どこへ行っても、いつも虐められてしまう。自分の存在を自分で否定してしまう。

3.ロストチャイルド(いない子)・・・孤独で無口。自分の意見がない。主体性がない。存在が薄い。

4.クラウン(道化師、マスコット)・・・童顔でお調子者。常に他人の機嫌をとってしまう。いつも笑顔でニコニコしてしまう。怒るべきときに怒れないで誤解される。

5.ケアテイカー(世話役)・・・弱い人、辛い人のお世話ばかりしている。ダメな人に依存されてしまって苦しい。頼まれると断れない。

これらの症状や特徴は1つだけに当てはまるというよりも、いくつかのタイプが複合することが多いです。

ただ、この5つの分類をしても、アダルトチルドレンの根本治療にはあまり役に立ちません。実は、アダルトチルドレンには50%と200%の2つのタイプがあり、それを見極める方がより重要なのです。

岡田式AC判別法について

岡田式AC判別法とは、岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発された日本生まれの日本人向けのアダルトチルドレン判別法です。

岡田式AC判別法では目標の達成度合いから3つのタイプに分類します。

50%・・・半分も達成できていないのにできていると思い込んでさぼっている人達。加害者。他人のせいにしてしまう。責任をとろうとしない。自分が責任をとっていないことを自覚できない。

100%・・・100%達成するのは理想的だけど、それは無理だなと思ってそこそこがんばる普通の人達

200%・・・200%達成していてもまだ足りないとがんばっている人達。被害者。自分のせいにしてしまう。他人の責任までとってしまう。自分が責任を取り過ぎていることを自覚できない。

岡田式AC判別法でいうアダルトチルドレンは200%の人達のことです。そして、50%と200%では対処法、治療法が真逆であるということを知らないカウンセラーがほとんどなのです。

家族で言うと虐待する親は50%、そんな親に献身的に尽くそうとする子供は200%ということです。

自分のことをアダルトチルドレンだと思っている人の中には、歪んだ母性によって親に甘やかされ、「自分が一番偉い」「自分の思う通りになるのが当たり前」という考え方で他人に偉そうに命令したり、指図する50%の人が紛れているのです。

これを読んでいるあなたはどちらに当てはまるでしょうか?

「どちらにも当てはまっているような気がする・・・」という人が私のクライアントにも多いです。実は、父親が50%で母親が200%という家庭で育つと、お父さんから受け継いだ50%の部分とお母さんから受け継いだ200%の部分が両方自分の中に宿るのでとても大変なのです。

要するに、すごくさぼる自分(50%)とすごく頑張り過ぎる自分(200%)という真逆の自分が心の中で対立して苦しむわけです。

アダルトチルドレンの正しい治療、治し方

アダルトチルドレの問題を突き詰めると、親からの間違った教育、コミュニケーションにより、悪い自己イメージを持ってしまったということです。

アダルトチルドレンの正しい治療、治し方の3ステップをご紹介します。


ステップ1.自分との関係を改善する

ステップ2.他人との関係を改善する

ステップ3.社会との関係を改善する

ステップ1.自分との関係を改善する

アダルトチルドレンの人は必ず、自分を責めています。なぜなら、親からずっと責められてきたのでそういうコミュニケーションしか知らないから、癖になってしまっているのです。自分を責めている間はずっと不幸だし、ずっと疲れます。自分自身との関わり方を変える必要があります。

自分の過去の感情を解放したり、自分の行動すべてをねぎらったり、身体の感覚を感じてあげたり、自分の身体に声をかけてあげたり、色んな方法がありますが、とにかく自分に対する態度を良い態度に変えていく訓練をするのが最初のステップです。

自分の中にいる子供(インナーチャイルド)のお母さん役(お父さん役)ができるぐらいにあなたの実年齢が高くなり、精神年齢が高まっているのであれば、自分を癒すこと、感情を解放することはある程度、自分一人でもできます。

自分で自分を責めなくなるだけで、かなり楽になることができます。

具体的な治療、治し方は、下記ブログの記事も参考になると思います。

「親からDVされたトラウマの克服方法」

私が提供している無料の感情解放ウェブセミナーも是非、ご覧ください。お役に立つと思います。

ステップ2.他人との関係を改善する

自分との関係が改善できてはじめて、他人との関係が改善できるようになりますが、どうしても自分一人ではできない部分があります。

それは健全な親子関係を実際に体験することでしか得られないものがあるからです。

ここで必要なのは親子関係を疑似的に体験するということです。

カウンセラーが母親代わり、父親代わりとなって、実際の親子のコミュニケーションを体験することが必須となるのです。

そうすることで、相手との距離感をつかめるようになり、自分の意見や主張を相手に伝えられるようになり、相手と自分の境界線が明確になり、自分軸ができることで、嫌なものに対してNOと言えるようになるのです。

200%の人の天敵である50%の人との関わり方を知ることで、共依存の関係が断ち切れるようになります。

ステップ3.社会との関係を改善する

他人との関係が改善して、ようやく自分の生きる目的=天命、使命感を探求できる段階になります。

今までの人生、過去を統合し、本当の自分に目覚めること、自分の属性や特性を知り、何をすることが本当に自分らしいのか?に気づいていく段階です。

仕事で自分の天命を活かすことで、どんな仕事であっても天職へと昇華させることが可能です。

もちろん、天命(人生の目的)なんて知らなくても生きてはいけますが、ここでは自分の天命を自覚して生きれるようになることがアダルトチルドレンの完全卒業と定義しています。

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?

5つ以上当てはまったあなたはアダルトチルドレンの部分を抱えています。

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