アダルトチルドレンACを自分で治す克服方法とは?

目次

ACを自分で治す克服方法について

そもそもAC=アダルトチルドレンは自分で治すこと、克服することができるのでしょうか?

答えはYESです。ある程度の段階までは自分自身の力で克服できます。

そこで、私がACの人に試してもらい、実際に効果があった「自分で治す克服方法」についていくつかご紹介したいと思います。

絵本を読む

AC=アダルトチルドレンの人にとって絵本は「心の薬」となり、とても効果的です。私のカウンセリングではその人の課題・テーマにピッタリの絵本を読んで聞かせることをしています。ヨーロッパでは実際に絵本は大人のための薬として使われているそうです。

子供の頃に親に対して十分に感情を表現することができないまま、いきなり大人として生きるしかなかったのがACですが、大人になった後であっても、適切な絵本を読むことで素直に感情を出したり、感動したりする「子供心」「童心」を育てることができます。

もちろん、カウンセリングの当初は「まったく何も感じない」とか、「読みたくない」とか、「イライラする」とかいう人も結構います。でも、だんだんカウンセリングが進むと今迄感じなかった感情を絵本で感じるようになっていく人が多いです。読む時期によって感じ方が全く変わるので、その人がどういう状態にあるのか?が分かる指標としても絵本はいいのです。

ACの人が絵本を読むときの大事なポイントをいくつかご紹介します。

ポイントその1・人間が出てくるものではなく動物が出てくるものにすること

人間が出てくるものだと「こんなのは作り話だから、本当じゃない。ありえない」とインナーチャイルドが否定する気持ちになってしまって心に入っていかない人が多いのです。あなたは仲の良い家族もののドラマや映画などを見ても「こんなの嘘に決まっている。どうせ作り話だ」と思った経験があったのではないでしょうか?しかし、動物ものだと自然と入りやすいのです。クライアントとの会話でこのことを知ったとき、「そうか!だから、動物が出てくる絵本が多いのか!」と妙に納得したことを覚えています。

ポイントその2.声に出して音読すること

「読んでいるけれど、あまり響かない」という人の中には声に出さずに頭で字を追っているしまっているだけという読み方をしている人が多いです。

うちの娘を観ていてもそうですが、子供って大人が読み聞かせるからこそ、絵だけでストーリーや感情などを感じることに集中できるのです。

自己暗示(アファーメーション)の言葉などもそうですが、「声に出さないとダメですか?」「はい。ダメです」という話をカウンセリングの中ではよくします。声に出すことで音にすることで体(潜在意識)に響くのです。頭で読むのではなく、体で読むには、音声に出して、しかも抑揚をつけて、リアリティを持たせる方がいいのです。臨場感があればあるほど効果的です。自分の中のインナーチャイルド=体に読み聞かせるようなイメージで音読すると効果的でしょう。自分のインナーチャイルドに見立てたぬいぐるみを持っている人はそのぬいぐるみをちょこんと座らせて絵本を読み聞かせえるようにするといいでしょう。

ポイントその3.インナーチャイルドに向けて読む

今の自分のために読むという意識ではなく、自分の体の中にいるインナーチャイルドに向かって読むという意識をしてください。ぬいぐるみを用意して、そのぬいぐるみをインナーチャイルドだと想定して、読み聞かせるのも良いと思います。物体がある方が意識しやすいと思います。

ポイントその4.自分の名前で読む

例えば、アヤコという名前だったら、「あなたがだいすき」という台詞のときに「アヤコが大好き」と変えて読むのです。

自分の名前を当てはめて読むとインナーチャイルドは「私のことだ!」と思ってくれるのでとても効果的です。自分の中にいる子供に向けて読むという意識で声に出して名前で読むのです。

名前というのはとても重要です。実は名前を呼ぶだけでその人の存在の承認となります。もし、「おい」とか「お前」とか「お母さん」とか「お姉ちゃん」とかばかりで呼ばれて親から名前をしっかり呼ばれなかった人は存在の承認が薄いものです。特にお父さんから名前を呼んでもらえなかった人は自信のない人になります。お父さんをやっている人は「○○ちゃん」ではなく、「○○子」としっかりと正式名称で名前を呼んであげてください。その方がしっかりと自分を認識できて生きていく力が増します。

私も名前の効果に気づいてから、カウンセリングではできるだけ下の名前で呼ぶことにしました。メールの返信でもできるだけ下の名前で呼ぶと親しくなりやすいのです。あなたは自分の名前が好きですか?

もし、嫌いならば改めて父性を感じる人に「名付け」をしてもらうことをおすすめします。私もカウンセリングで何名かの人の名付け親になっています。今の名前のままでなぜその名前になったのか?というストーリーをしっかりと作りなおすのです。名前の意味づけを変えるのです。今の自分の名前の意味づけを改めて設定するだけでも自己イメージを変えることができるのでおすすめです。

ポイントその5.お父さんが活躍するものを読む

ACのカウンセリングにおいて、お母さんに言って欲しかったセリフ、言葉がある絵本を読みましょうという話はまだ想像がつくことです。それはそれで効果的ですので、もちろん読まれるといいです。

しかし、多くのACの人はお父さんについてのイメージが足りないのです。お父さんがあまりにもノーマークなのです。「お父さんはいてもいなくてもどうでもいい存在だった」「お父さんは家にいなかったからよくわからない」「お父さんのことは激しく恨んでいる」という人はお父さんの正しいイメージが脳の中に存在しません。だからこそ、絵本を利用してまずは「普通のお父さんってこんな感じなんだ」というイメージを構築する材料が必要なのです。

絵本を読んだときに「自分はやってもらってないからダメだ」と凹むために読まないようにしてください。「どうせ自分は変われない」という考え方が大前提となっている人は何をやっても逆効果になりますが、「絵本をネタにして過去のイメージを変えることで自分は変われるのだ」という考え方で読んで欲しいと思います。

絵本を通して、良い家族・良い両親のイメージやセリフのネタ・材料を集めながら、リアルにお父さん、お母さんをやっているカウンセラーと親子の会話をすることで相乗効果が得られます。

岡田式AC判別法について学ぶ

岡田式AC判別法とは、岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発された日本生まれの日本人向けのAC判別法です。

岡田式AC判別法については、こちらの教材で学ぶと良くわかるでしょう。

ぬいぐるみ療法

母親からのスキンシップや会話が不足していた人で特に「さみしい」「孤独」という感情が多い人におすすめなのが「ぬいぐるみ療法」です。

まずは自分のインナーチャイルドに見立てたかわいらしい「ぬいぐるみ」を用意します。動物がいいでしょう。パンダやクマが人気です。できれば持ち運べるサイズの小さいものが便利です。自分が母親からやってもらえなかったことをそのぬいぐるみに対して母親役になって満足いくまでやってあげるのです。

1.名前を付ける

買ってきたら、そのぬいぐるみに名前をつけましょう。小さいころの自分のあだ名でもいいし、呼ばれて嬉しい名前・ニックネームでOKです。「○○ちゃん、おはよう」というように毎日、声かけしてあげてください。

2.いつも一緒にいる

どこに出かけるときもカバンの中に入れて連れて持ち歩いてあげましょう。一緒に過ごす時間がとても大切なのです。「○○ちゃん、いつも一緒にいるよ」と言ってあげると安心します。

3.スキンシップをとる

ギューッと抱きしめる、いいこいいことナデナデしてあげてください。スキンシップ不足がさみしさの根本原因です。ギューッと抱きしめて「大好きだよ!」「生まれてきてくれてありがとう!」「あなたは私の宝物だよ!」と言ってあげてください。お父さんを感じる人に抱っこしてもらうのもいいでしょう。クライアントが持ってきたぬいぐるみをお父さん役になって抱っこしたり、高い高いしたりするとインナーチャイルドが大喜びしてくれます。直接、その女性を抱っこするとセクハラになりますが、ぬいぐるみだと問題なくできますからね。

4.対話する

腹話術のいっこく堂やパペットマペットみたいな感じで1人2役でぬいぐるみと対話してあげてください。しっかりと話しを聞いてあげるのです。たとえば、
自分「今日はどんな気持ち?」
ぬいぐるみ「もう全然やる気ないの」
自分「そうか~そう思っていたんだね。そう思ってそれでいいよ~」
とそのまま感情を認めてあげることが大事です。決して、あなたの親がしたようなコミュニケーション(否定したり、拒絶したり)はしないでください。
「ぬいぐるみに対して、一体どんなセリフを言っていいのかわからないという人は絵本を参考にしてください。絵本は会話やセリフの宝庫です。映画やドラマでもいいでしょう。マネをするお手本となるお母さんキャラクターを探してください。

5.絵本を読んであげる

ぬいぐるみを自分の脇やお腹の前において、そのぬいぐるみのために絵本を読んであげるのです。もちろん、声に出して読んであげてくださいね。

6.添い寝してあげる

子供は寝るときには必ずお母さんを求めます。寂しさや怖さが抜けないのは夜寝るときの恐怖が残っていることも原因です。「今日も一日ありがとうね。一緒に寝ようね。おやすみなさい」と声掛けしてチュッとしてあげてください。

7.家族をつくる

インナーチャイルド役のぬいぐるみだけでなく、お父さん、お母さん、兄弟なども購入して家族での芝居をやるのもおすすめです。「あのとき、本当は最悪だった」というシーンを理想のシーンにやり直すのです。理想のシーンが思い浮かばないときは絵本からシーンを仕入れてください。インナーチャイルドの未完了だった感情が完了すればスッキリしていきますよ。

これらを続けていくだけでも母性についてはかなり満たされる人が多いです。

ペットとぬいぐるみの違い

よく、「ぬいぐるみではなくてペットではダメなのでしょうか?」という質問をいただきます。ペットではダメです。ペットへの愛情は自分のインナーチャイルドには直接届きませんからね。

「自分が小さくて弱かったときにして欲しかったことを小さくて弱い小動物にしてあげたい」という隠された理由から猫や犬を飼う女性が多いです。保育士になる人、看護師になる人、動物のボランティア活動をしている人にも多いですね。それは悪いことではなく、自分自身が癒されるための成長の段階の1つなのです。

カウンセリングをやっていてわかってきたのは、実は動物は自分のことを無条件に愛してくれる存在なので母親代わりになってくれるのです。そして、自分が無条件に愛せる存在でもあるので子供代わりにもなってくれます。そして、無条件に一緒にいてくれるので友達代わりにもなってくれます。まさに一匹で三役もこなせてしまうのです。ペットセラピーが効果的なわけです。

ACの人は猫(犬)から母性的な愛情を受けることでなんとか心のバランスをとっているのです。ただし、動物では補えないのが父性的な愛情です。動物は自分のことを守ってくれたり、社会の仕組みや人生哲学を教えてくれたりはしませんからね。やはり、父性的な人としっかり関わることが大人に成長していくためには必要だと思います。

ACの人にとって、ぺットの死は実の親が亡くなるよりも大きな喪失感となります。ペットが死んだときの喪失感を考えるとやはり、いつでもどこでも一緒にいてくれて、ACを卒業するまで共に過ごせる「ぬいぐるみ」の力を借りた方が良いと思います。

バッチフラワーレメディを飲む

バッチフラワーレメディとは、1930年代に英国の医師エドワード・バッチ博士によって開発された、 心や感情のバランスを取り戻すための自然療法です。バッチフラワーレメディは副作用がなく、ACの人にはとても効果があるのでカウンセリングと併用して飲むことをおすすめしています。

「自分の感情の問題に当てはまるものを選んで(最大7種類まで)、ペットボトルのお水などにそれぞれ2滴ずつ入れて1日4回以上の頻度で2~3週間ほど飲む」という簡単な方法で改善されてしまいます。

ACに特におすすめのものを挙げておきます。

第5位 ホーンビーム・・・これから何かを始めようと思ったときに億劫でやる気が湧いてこない。とりかかるのに凄く時間がかかってしまう。朝、なかなか起きれない。未来に対する不安。

第4位 ホワイトチェストナット・・・グルグルと同じことを繰り返し心配したり、考えたりしてしまう。

第3位 ミムラス・・・内気、小心、恥ずかしがり屋。具体的に恐怖の対象が分かっている不安や恐れがある。例えば、母親が恐い、人前で話すのが恐いなど。

第2位 アグリモニー・・・うわべは人懐っこく、陽気で明るいが、心の内側に抱えている苦しみや悩みを隠して他人に見せない。自分のことは話さず全て隠してしまう。

第1位 セントーリー・・・人を喜ばせようとし過ぎたり、人のいいなりになったりしてしまう。本当はやりたくないことでも頼まれると断れずに人のために奉仕してしまい、気づけば損な役回り

「まさに私のことだ!」と当てはまるものはすぐに購入して飲んでみてください。バッチフラワーレメディは適切なものを飲み続けるだけで、かなり感情的に楽になると思います。

ちなみに「そんなものが効くわけない!私は飲みたくない!」と抵抗が激しい人、拒絶する人ほど飲んだ方がいい人です。良くなるとわかっているのにそれを飲みたくないという人は「良くなりたくない理由」を無意識に抱えているものです。まずは、それに気づいてください。

感情解放テクニック

ACを克服するためには、まず、インナーチャイルドが抱えている過去のマイナス感情を解放する必要があります。

私がカウンセリングで主に使っている「感情解放テクニック」は、日本古来から伝わる「潔斎(けっさい)」がベースとなっています。潔斎とは潔く(いさぎよく)、斎く(いつく)と書きます。これはもともとは古神道の用語で、神事の前に神主が神様にお仕えするために心身を清める行為を指します。

元々はとあるセミナーにおいて「セッションに入る前の心のクリーニング」という意味で使われていた手法でしたが、それを心理カウンセラーの新田義治先生がカウンセリングの現場で使えるように進化&発展させたものです。

具体的には次のような特長があります。

1.インナーチャイルドとの信頼関係を取り戻せる
2.感情のコントロールができるようになる
3.感情が原因で起こっている体の不調が改善する
4.過去のトラウマを自分の力で癒せるようになる
5.メンタルブロックを外すことができるようになり、行動を加速できる
6.インナーチャイルドを再教育(修正)する方法がわかる
7.心と魂を分けて捉えられるようになり、人生に迷いがなくなる
8.被害者意識(依存)を抜け出して自立できる
9.自分の人生の目的=天命の見つけ方がわかる
10.あなたの周りの大切な人(友人や家族)にも感情解放できるようになる

ACの人が改善するためには、親に対する感情(恐怖、悲しみ、怒り、恨み、罪悪感など)の解放は必須ですが、それを可能にする最適な手段が感情解放テクニックなのです。ACの人はしっかりと話を聞いて受け止めてもらった経験がありませんから、感情だけをパッと消すTFTなどのテクニックよりは、じっくりと時間をかけてインナーチャイルドと関わって行くカウンセリングスタイルが効果的です。インナーチャイルドは「治して欲しい」わけではなく、「話をしっかり聴いて受け止めて欲しい」のです。

※感情解放テクニックについては無料のウェブセミナーを随時開催しています。興味のある人はこちらのサイトからご参加ください。

自分で治すのは限界がある

自分で治す克服方法について、いくつかご紹介してきましたが、それでも自分で治すことには限界があります。

母性の問題(無価値感、死にたいという衝動、生きていて良いという許可など)は自分一人でも何とか改善できます。しかし、父性の問題については父親的な男性との関わりが不可欠なのです。

父性の問題とは具体的には以下の通りです。

・父親との関係で未完了な感情の問題(怒り、恨み、後悔、罪悪感、寂しさなど)
・男性との恋愛関係、結婚生活がうまくいかない
・上司との関係がうまくいかない
・子育てで自分の子供に嫉妬してしまう
・お金を稼げない。お金を管理できない
・やりたいことがわからない
・依存症が治らない
・主体的に生きることができない
・何をやっても自分に自信が持てない

これらの問題は母性の問題ではなく、父性の問題だったのです。

今までのあなたの人生には「父性のある男性」の存在がなかったのではないでしょうか?父親を筆頭に、学校の先生、習い事の先生、クラブ活動の顧問、上司などなど・・・頼りなくて無責任な男性ばかりだったかもしれません。

父性のない父親を見て育つと、「男性=無責任」と脳がプログラムされてしまうので、父性のない男性とばかり関わることになってしまうのです。

実は、お父さんとの関係に起因した「父性の問題」がAC改善の『最後の鍵』なのです。

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?

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