父親を尊敬できないアダルトチルドレンのあなたへ
目次
父親を嫌ってきた人の2つのパターン
父親のことを嫌ってきたアダルトチルドレンは、両極端の2つのパターンに分かれます。
1つは、なりたくもないのにいつもリーダー役、責任者になってしまい、面倒な仕事を一手に引き受けてしまって疲弊し、責任だけとらされて全く感謝や評価をされないパターン(岡田式AC判別法でいうアダルトチルドレン=200%)
もう1つは上の立場である親や上司など責任者の立場になろうとしないパターン(岡田式AC判別法でいう50%)なぜなら、父親を責めてきた人ほど、上の立場になると下の立場から「責められる」という恐れを持つからです。年齢を重ねても年相応の責任を取ろうとせずに逃げ回ることになります。
父性と権威
父性があるということは、「権威」があるということです。
父親のことが嫌いな人、憎んでいる人ほど、「権威」を嫌う傾向にあります。人生で最初に出会う「権威」の象徴である父親を尊敬できない人は、自分よりも目上の人、立場が上の人、肩書きが上の人、責任者やリーダーを敬うことができません。どんなに能力や才能があっても、集団や組織において権威のある人から引き上げてもらうことができなければ、実力が発揮できなくなります。
権威を否定したり、軽視して自分の力だけで成功しようとすると、なかなかうまくいきません。父親の権威を認め、父親を尊敬し、父親に敬意を持っている人は、父親から「権威」が継承され、息子、娘である自分自身にも「権威」を持つことができます。「一人前の大人として世の中に認められてもよい」「出世してもよい」という許可が出ます。「いくら頑張っても成功できない人」と「そんなに頑張ってるつもりはないけれど、なぜか成功する人」の違いは父親の権威を認めるかどうかが重要ポイントなのです。
父親を尊敬できない人が敬意を持つには?
この記事を読んでいる人の中には父親を尊敬できない人も多いと思います。「あんなダメな父親の行動、態度、人格、能力などに対して敬意を持つなんて絶対に無理だ」と思っているはずです。でも、大丈夫!心配しなくてもOKです。父親にされたことを無理やり許さなくてもよいし、もう会えなくなっていたとしても、そんなことに関係なく、父親に敬意を持てるし、敬意を持ってよいのです。なぜなら、「父親が命を受け継いでくれたからこそ、あなたがこの世界に存在できている」「父親が存在しなければ、あなたはこの世にいない」という絶対的な事実において、父親に敬意を持てば良いからです。自分の代まで命を受け継いでくれたことに敬意を持つことが本質であり、その他のことはオプションに過ぎないのです。
「自分の代まで命を受け継いでくれた」という点において、親に敬意を払うことができれば、ご先祖様達に対しても敬意を払うことができるでしょう。お墓参りはきっちりやることをおすすめします。ご先祖様に対して敬意を払うことができれば、そのさらに大本の神様にも敬意を払うことができるでしょう。神社へのお詣りもおすすめします。
神様からいただいた「権威」は親から子、子から孫へと継承していきますが、父親が「権威の継承者」なのです。父親を否定する人は、先祖代々受け継いできた神様からのいただきものである「権威」を否定することになります。そして、天から与えられた使命=天命に基づく権威をも否定してしまうことになるのです。
あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?
1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた
2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない
3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた
4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう
5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている
6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている
7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている
8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい
9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない
10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える
「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?
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