155．４４歳男性 会社員
（どんな症状でお困りでしたか？）
会社で中間管理職をしていましたが、職場の上司・部下との人間関係が思うように構築できず、上司や部下からの言葉に耐え傷付く日々を過ごすうちに自分の本心がわからなくなり、何をするにも自信がなくなり、職場内やお客様など他人と会うのが極度に緊張し怖くなってしまい、眠れない日々が続き、「適応障害」と診断されて職場を休職することになってしまいました。
（その症状・お悩みに対して、今までどのように対処してきましたか？）
とにかく上司や部下からの期待に応えたい、信用を失いたくないという一心で、自分が頑張らなければならないのだと信じて自らが未経験の業務や苦手なことも我慢してすべて受け入れ、周りがやらないことはまず自分が出来るようになって、周りを助けたり教えてあげなければならない。という考え方で日々の仕事に打ち込んでいました。
自分の気持ちに反する要求も反発や放棄せずすべて一人で抱え込んでしまっていました。業務時間外も仕事のことが常に頭に浮かび、一度忘れようと思っても気が付くと無意識に仕事のこと、職場の人間関係のことが気になり、眠れない日々が続くようになってしまいました。
（カウンセリングを受ける前に、どのような期待や不安がありましたか？）
当時の自覚として、他の人に比べて極度に、
１．高圧的な人が苦手（パワハラに弱い）
２．部下を叱れない（厳しく出来ない）
という傾向があり、そこを強要されてもどうしても克服できずにいました。
大堀父さんの「父性」というキーワードに直感的に「自分に欠けているのはこれだ！」と感じてご連絡しました。
自分に欠けていた「父親からの教育、父性の愛」を注ぎ込んでいただき、自らも「父性」を高めることが出来れば、悩んでいた人間関係も改善出来るかなという期待がありました。
一方、そもそもカウンセリングというものをこれまでに受けたことがなく、大堀父さんの前に一人だけ医者の紹介でお会いしたカウンセラーから「あなたが変わらないとダメだ」と一方的に言われて自分の気持ちを分かってくれていないと感じていたところだったため、今回も同様に正論を言われてしまうだけなのかも・・・という不安が正直ありました。
（実際にカウンセリングを受けてみてどうでしたか？）
初回はとにかく自分の潜在的な感情（インナーチャイルドの声）にしっかりと寄り添って、自分自身では自覚出来ていなかった本音を引き出していただきました。
自分に自信が持てないのは、自身がインナーチャイルドを信じて、その声をしっかりと聴き受け止めてあげられていなかったためだと気付かせていただき、徐々に自分を信じるということが出来るようになっていきました。
回を重ねるごとに、「他人軸だった自分」「弱い方が得（楽）であり、今のままの方がいいんだ」という考えが思い込みであることを父さんとの対話の中で気付いていき、「自分で人生の選択を選んでいく」ということが出来るようになりたいと強く思うようになっていきました。
さらに、「自分がどうありたいのか」「未来の自分はどうなっていたいのか」というところまで明確に自ら描けるまでに変わっていくことが出来ました。
（他の医療機関やカウンセリングやセラピーと比べて何が違いましたか？）
一番の違いは、「他人軸（依存）」から「自分軸（自立）」へを最初から明確に示していただき、カウンセリングなどの他者の力を借りずとも自分で生きていけるようになることを目的としてくださっているところです。
心が弱っていると、どうしても医師やカウンセラー、メンター等に救いを求めたくなってしまいますが、「母性」的なケアでは、一時的には楽になってもまたネガティブな感情が再発した時に誰かに頼るサイクルから脱出できません。
その点において、大堀父さんは自分一人で生きていけるようになるための考え方をしっかりとインストールしていただき、勇気付けて下さいました。
（どんな人にお勧めしたいですか？）
長年サラリーマンをしていて責任・役割が増えていく一方、自分に自信が持てず将来が見えず、このままでいいのか不安が増しているが自分だけではどうしようも出来ず、ただただ日々に我慢して耐えている方
人に任せたり、叱るのが苦手な方、人からの頼みごとを断るのが苦手な方
