アダルトチルドレンをカウンセリングで克服したいあなたへ
この記事に辿り着いたあなたは既に自分のことをアダルトチルドレンであると自覚し、医療機関(心療内科や精神科)でカウンセリングを受けたけれど、イマイチ効果を感じられず、物足りなさを感じてインターネットで「アダルトチルドレン カウンセリング」と検索したのかもしれません。
実はアダルトチルドレンのカウンセリングは、正しい知識と豊富な実績をもっている【アダルトチルドレンの専門家】にサポートしてもらわないと完全に克服することは難しいのです。
今は資格ブームですから、講座さえ受ければ誰でもカウンセラーになれてしまいます。未熟なカウンセラーが大量生産されている中で、どうやってアダルトチルドレンの人が自分に合ったカウンセラーを選べばよいのか?について、本当のことをお伝えしたいと思います。
目次
アダルトチルドレンの人がカウンセリングで陥る悪いパターンとは?
アダルトチルドレンの人間関係がスッキリわかる!岡田式AC判別法について
まず、基本的な知識として、岡田式AC判別法について理解しておきましょう。
岡田式AC判別法とは、虐待専門カウンセラーの岡田ユキ先生が自らの壮絶な虐待経験を乗り越える中で開発した日本人向けのアダルトチルドレン判別法です。
岡田式AC判別法では、人間を50%、100%、200%の3つのタイプに分類します。
●50%・・・甘やかし過ぎ、物事の道理を教えない、わがままさせ放題、叱らないという母性過剰&父性不在の家庭で育った人。普通の人の半分しか達成できていないのに100%できていると勘違いしている人です。傲慢、怠慢、厚顔無知、威張る、権威(資格や肩書)に弱い、自分勝手、自己中心的、利己的、プレゼン上手、何でも人のせいにする、言ったことをすぐ忘れる、無責任、これといった結果を出せていないという特徴があります。
●100%・・・両親が機能した家庭で育った普通の人です。
●200%(アダルトチルドレン)・・・厳しすぎ、否定し過ぎ、虐待、無視(ネグレクト)などの母性不在&父性不在の家庭で育った人。普通の人の2倍達成できていても50%しかできていないと勘違いしている人です。自己否定、自分が嫌い、自己価値が低い、NOと言えない、プレゼン下手、自分がない、他者中心で周りに気を遣い過ぎる、やり過ぎ、がんばり過ぎ、完璧主義、何でも自分のせいにする、言ったことをずっと覚えている、責任を取り過ぎる、いつも良い人、世話をする人、しっかり結果を出してきているという特徴があります。
アダルトチルドレンの人が陥る最悪のパターンは、50%のカウンセラーから「あなたが悪い」「もっと努力しないさい」などと言われてそれを真に受けることです。これまでもずっと「自分が悪い。自分には価値がない。もっとがんばらないといけない」と自分で自分を責める癖がある200%の人に対して、50%のカウンセラーは自分自身に言いたいことをクライアントに偉そうに言ってしまうのです。それをまともに「そうなんだ・・・」と捉えてしまうと200%の人は「これ以上、さらにがんばらないといけないのか・・・無理だ」となって死にたくなってしまうのです。50%の人のカウンセリングは受ければ受けるほど悪くなっていきます。
ここまで読んできて自分が50%と200%のどちらかわからない人もいるでしょう。機能不全家庭=アダルトチルドレンだからと本を読んだり、カウンセリングを受けたりしていても50%の人が200%の人だと勘違いしているケースが多いです。50%の人は父性不在で母性が多すぎた人(責任をとってこなかった人、甘やかされた人)。200%の人は父性不在で母性も不在だった人(責任を取り過ぎてきた人、一人で生きていくしかなかった人)ととらえてください。
見分ける方法は簡単です。
- 早い時期から親元を離れて、経済的に自立して生きてきた
何をやらせても習得するのが早い。「仕事がよくできるね」と言われるが、周りが遅いだけだと思っている
親の世話を自分がずっとしてきた。親子関係が逆転していた
家族の中でのやっかいごとは全部、自分が処理してきた
他人からはよくお願いされたり、頼られたり、甘えられたりよくするが、自分がお願いする、頼る、甘えるということがよくわからない
依存してくる人を助けてしまうことで自分が苦しくなって関係が破綻することが多い
これらに当てはまる人が本当に200%のアダルトチルドレンです。勉強ができて、良い高校、良い大学、良い会社とエリートコースを進み、外資系のキャリアウーマン、女性起業家など男性化している仕事ができる女性が典型的です。
こういう人はカウンセラーを見抜く目も確かですから、偉そうに口先だけで実績を出していない人だなと思ったら、「あ、この先生もダメだ」と治ったふりをしてに他の人に去っていくのです。できの悪いカウンセラーの不幸話をお金を払って聞いてあげたりして、カウンセリングの中でも親子関係が逆転したりします。
アダルトチルドレンにとって良いカウンセラーの選び方
その1.結果を出しているかどうか?実績があるかどうか?
ここでいう結果と実績とは、
・経済的に自立できていること
・結婚していること
・子供がいて子育てをしていること
・プロのカウンセラーとして実績があること
などです。
簡単に言うと、クライアントに対して語れる資格があるのかどうか?です。たとえば、自分が結婚したこともないのに結婚のカウンセリングをしていたらどうでしょうか?子育てをしたこともない人から子育てのことをあれこれ言われたくはありませんよね?やはり、インナーチャイルドとしてもその人を信用できません。「で、あなたは結果出しているの?」というツッコミを入れられるようになってください。アダルトチルドレンの人は口先だけの言葉に騙されやすいので、必ず行動や態度や結果を見るようにしてください。結果を出せていない口先だけの50%のカウンセラーには絶対にひっかからないようにしてください。
その2.アダルトチルドレンのことを理解しているかどうか?
いくら有名なカウンセラーであっても、アダルトチルドレンについての知識がない先生だと、説明してわかってもらおうとしてもなかなかうまく伝わりません。アダルトチルドレンの人は普通の人と考え方が逆転しているので理解されにくいのです。「また一から説明するの?」と思うとインナーチャイルドはうんざりしてしまいます。ですから、アダルトチルドレンについての専門的な知識がある人の方がいいでしょう。ちなみに、「自分の思考が100%現実化している」というような理論を絶対視してセラピーをしているカウンセラーはアダルトチルドレンの人には向いていません。真面目に取り組めば取り組むほどしんどくなっていきます。ただでさえ、自分を責める癖が強くて他人の責任までしょいこんでしまう人に対して、さらに責任を強めていく方向性のセラピーは逆効果なので注意しましょう。(ただし、50%の人にはとても効果的です)
その3.母性、または父性を感じることができるかどうか?
そのカウンセラーに母性=お母さん、もしくは、父性=お父さんを感じることができるかどうか?が何よりも重要です。どんなに優秀なカウンセラーであっても、あなたが親を感じることができなければ効果は薄くなってしまうでしょう。ですから、カウンセラーとの相性はとても大事です。私のカウンセリングに来ても「大堀先生にはお父さんを感じることができません」という人にはやはり効果は薄かったです。逆に「大堀お父さん」と呼んでくれて、育ての親として擬似的に感じてくれる人はどんどん改善していきます。
その4.カウンセラー自身が今、幸せかどうか?
これも重要なポイントです。アダルトチルドレンのカウンセリングを専門にしている人であっても、自分自身の家族に関する問題をクリアしていなければ、クライアントを幸せに導くことが難しくなります。そのカウンセラー自身が幸せである分だけ、クライアントを幸せにできます。自分がクリアしているレベルでしかクライアントを導くことはできないのです。クライアントだけ幸せにして自分は不幸のままという人は年々仕事をするのがつらくなって続けられなくなってしまうケースが多いようです。なぜなら、「他人の話じゃなくて、私の話を聞いてよ!」とカウンセラーの中のインナーチャイルドが暴れだすからです。これを読んでいるあなたがセラピスト、カウンセラーの場合はまずは自分の中のインナーチャイルドを癒すことが先決です。
その5.父性のある男性カウンセラーかどうか?
そもそも男性への恐怖が強い人、男性への嫌悪感のある人は最初の段階は女性カウンセラーをおすすめします。母性が溢れる優しいお母さんの代わりとなってくれる女性カウンセラーは世の中にたくさんいると思いますので自分に合った人を見つけてください。母性的なカウンセリングでは、生まれてきたことへの罪悪感や自分がこの世に存在することそのものへの承認や人間関係の基本的な会話などの部分では改善されることでしょう。毎日、生きているだけで辛かったのが「生きていてもいいんだ」となって楽になることでしょう。
しかし、母性的なカウンセリングの限界は、
・男女関係(恋愛、夫婦関係)が一向に改善されない
・女性(男性)としての自信が持てない(異性との関係が改善しない)
・強くなれない。逞しく生きていけない
・仕事で結果を出せない(お金が稼げない)
・社会的な地位の向上ができない(出世しようとするときに鬱になったりする)
・職場で上司とトラブルが絶えない
・そもそも何のために働くのか?何のために生きるのか?がよくわからない
これらの問題への対処ができないことです。実はこれらの問題は父性のエネルギーが必要なのです。
盲点となっているお父さんとの関わりを改善しないことにはどれだけ自力でがんばってもジクソーパズルの最後のワンピースが埋まらないのです。私のところに来るクライアントは「アダルトチルドレンのカウンセリングを昔からずっと受け続けてきたけれど、すべて女性のカウンセラーでした。」「お父さんは家にいなかったのでまったく意識していませんでした。」「お母さんとの問題を解決することしかしてきませんでした。」という人が多いのです。
そういう人に対して、本来、お父さんからもらうべきだったエネルギーを補充するために、お父さんの役割を代行するのが私のカウンセリングスタイルです。
・普通の家庭で育ったこと
・結婚していること
・夫婦関係がうまく行っていること
・子供がいて子育てに積極的に参画していること
・このサイトで解説しているような「父性」があること
逆に言えば、これらの条件を満たす男性であれば、職業としてカウンセラーをしていなくても積極的に関わることで改善していくということです。私の友人で人の目を見て話せない女性がいました。出会った頃はみんなと一緒に飲んでいても話題に入っていけなくて一人でゲームをしてしまうような状態でした。よくよく話を聞いてみると親も人の目を見て話せないのだそうです。その女性が変わりだしたのはある男の先生からボーリングを習いだしてからでした。父性溢れる面倒見のよい男の先生から厳しく親身になって指導されることで数年経つとすっかり普通に人の目を見て話せるようになっていったのです。今ではプロボーラ―になるという自分の夢に向かって邁進しています。
あなたの周りにそういう父性のある面倒見の良い男性(金八先生やGTOの鬼塚先生みたいな感じの人)がいないかどうか探してみてください。「あっ、そういえば、あの人と話すとなんだか安心して落ち着くんだよね~」と気づくかもしれません。あなたはその人から無意識的に父性のエネルギーをもらっているのです。そういう男性と関わる時間を増やしましょう。お子さんがいる人はそういう男性と合わせてあげることです。
ただし、注意が必要なのは、そういう父性のあるお父さん役ができる男性と恋愛関係に陥ったときです。恋愛関係になった途端、親子関係(自分は与えてもらうだけという関係)から対等な関係(お互いに与えあう関係)へと移行しますから、彼氏にお父さん役だけを求め続けてしまうと関係が破綻してしまいます。よくあるのは お父さんを感じて親しくしていた年上のおじさんから いきなり女性として口説かれ、一気に幻滅するパターンです。「やっぱり男って最低!信じられない!」となりがちです。そういう点でいえば、お父さん役だけに徹してくれる男性カウンセラーは、父性だけをもらい続けることができて安心な存在なのです。
なぜカウンセリングを受ける必要があるのか?
今までにカウンセリングを受けたけれど、ただ話を聞いてもらうだけで効果が無かった人、カウンセリングを受けたことがないけれど、ちょっと受けるのが恐い人、もしくはカウンセリングの必要性がよくわからない人のために大事なことをお伝えしておきます。
たまにメールで質問をいただきます。「自分の力だけでアダルトチルドレンを改善することはできないのでしょうか?」
もちろん、あるレベルまでは改善できると思います。今はアダルトチルドレンのことに詳しい専門家の先生が書かれた本やワークは世の中にたくさんありますし、それだけで改善できる人もたくさんいるでしょう。しかし、私のところに来る人たちはそういうものだけでは満足できなかった人、改善しきれなかった人たちです。なぜ、自分でやるワークや教材だけではなく、カウンセリングが必要なのでしょうか?
アダルトチルドレンの改善に必要なこととして、よく「感情を解放すること」や「自分を承認すること」「自己受容すること」が大事という話が出てくると思います。実はネガティブな感情を解放するテクニックは世の中にたくさんあります。私も気功、エネルギー療法、キネシオロジー、TFTなど体から感情を解放するテクニックはいくつか知っていて使いますが、それだけではアダルトチルドレンの生きづらさは終わらないのです。なぜなら、アダルトチルドレンの人にとってネガティブな感情が解放されて楽になることはプロセスの最初の段階にしか過ぎず、感情の解放そのものがゴールではないからです。アダルトチルドレンの人にとっては、感情が楽になったその後、自分とはいったい何者なのか?自分がどうなりたいのか?どう生きたいのか?の方が大事だからです。
アダルトチルドレンの原因は機能不全家庭にあるわけですから、親とのコミュニケーションの量と質が圧倒的に普通の人より不足しているのです。要するにまともな会話がないまま大人にならざるを得なかった人たちが欲しいのは、会話をすることで心の通い合った普通の親子関係を体験することなのです。普通の親子のつながりを感じてみたいのです。だから、1対1で深く深くじっくりと時間をかけて話を聞いてもらったり、言って欲しかった言葉を力強くかけてもらったりすることで親子関係を擬似的にやり直す必要があるのです。
カウンセリングでしか得られないことは以下の通りです。
・深い部分のトラウマの解消
・問題の原因となっている間違った「思い込み」「前提」「パターン」に気づくこと
・バラバラになって対立している人格の統合
・普通の父子関係を体験し、父性を補充すること
・普通の人の基準・規範を教えてもらうこと
私のところに来るお客様の一番のニーズとは「ちゃんとした普通のお父さんを体験してみたい」ということなのです。
それは、インナーチャイルドがお父さんに、自分の話をしっかり聞いて理解してもらいたいから。力強く生きていけるように自信を与えて欲しいから。どうやって生きて行けばいいのかを教えて欲しいからなのです。
あなたは今まで一人で何とかしようとがんばってきたことでしょう。
でも、そろそろ一人でがんばることに限界を感じていませんか?一度、アダルトチルドレン専門のカウンセラー、父性の専門家の力を借りてみませんか?
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